既婚者アプリで出会った2人目の男子花さんは、3つ下のファンデーション男子。
暑い中遅めのランチを終えてレストランを出た私たちは、横浜の街を歩きながらどこに行こうかと話していた。
暑いし、どこかカフェでゆっくり話そうとなった。
少し歩くとベーカリーカフェがある。
以前同僚と行ったことを思い出し、店内に入って行った。
ファンデーション男子花さんが、さりげなく私の日傘を手に取り畳んでくれた。
「僕こういうのは畳むの好きなんです。服もよく畳むから。」
さりげない優しい行為が嬉しいー。
男性からのアピール攻撃を受けつつ、心の防壁の薄さに危機感。
もうちょっと好きになりかけてるかも。
あーちょろいんだと思われるー。
気を取り直して店内を見渡す。
どのパンでも店内で食べられるみたい。
しかもベンチがブランコみたいなデザインで天井から長いロープがついている。
かわいいですねーって言いながら、美味しそうなパンを笑顔で選ぶ。
ファンデーション男子花さん
「ほんとだーいいですねーあっ席空いたからとって来ますねー。」
気配りもできる。かわいい男子って感じの雰囲気なのに胸板は広くてすらっとしている。
日傘を置いて席を取ってくれた彼にお礼を言うとにっこり。
かわいいー🩷
パンとコーヒーを会計してくれて、リードしてくれた。
2人での話は仕事や家庭趣味などあっという間に2時間は経っていた。
「これからも仲良くしてくれたら嬉しいな。」
そう言われてうなずく私は、照れていた。
久しぶりの照れ。
このまま2回目のデートの約束もして無事1回目のデートは終了した。
横浜駅で彼を見送る。
都内から来てくれてありがとうございました。
お礼のLINEを送り、彼のフルネームはまだ知らないことに気づいた。
私も言ってなかった。
次回、彼の名前を聞こう。