私には結婚して20年を超える夫と2人の子供がいる


仕事一筋で家庭を顧みない夫に期待することがなくなってから、夫への気持ちは無くなった


自分の機嫌を自分でとれない夫が、仕事や通りすがりの人々に対してまで毒を吐くのを隣で聞いているのが耐えられなくなった


どうして今まで耐えていたのだろう


毒を吐かれても聞いてあげなきゃ可哀想だと、内助のこうはこういうことを聞いてあげることだと思っていたせいだ


でもやっぱり嫌だったんだ


不平不満を言うだけで、幸せな状態に自分を持っていこうとしない夫が嫌いになっていった


私が嫌だから、服を着ていてと何度も言ってもわざと服を着ない


私を嫌な気持ちにさせることが大好きないじめっ子の夫


いじめっ子というには無理のある50代半ばの夫


モラハラ夫


夫のことを思い切って友人に相談したら、それモラハラだよって


えって


その時はモラハラって気がつかなかった


今はモラハラだとわかる


車の運転をしたら気に入らない運転の車がいるとイライラして、めちゃくちゃな運転で私達を怖がらす夫


家族の分のおかずも1人で食べ尽くす夫


食事中に足りないと、食べ終わる前からラーメンやうどんを茹で出す夫


お願い事を聞き流す夫


私がやって当たり前で、嫌なことや汚いことは絶対しない夫


もう一緒にいる意味がないよね


一緒にいても疲れる


機嫌悪くなるから話しかけたくない


逃げたい


後3年で独り立ちするからと息子が私に懇願するから、我慢している


そんな言葉を口に出させる親で申し訳ない


後3年


正常な気持ちで生活できるのだろうか


そんな時、優しい言葉をかけてくれた彼との何気ない会話が、私に生きる意味を思い出させてくれた


幸せな気持ち


ほっこりした会話


さりげない優しさ


そんな年下の彼はもうどこにもいない


彼の人生を歩むため、遠いところに行ってしまった


友人にも本当の勤務地を言わず


いつものらりくらりと本音をかわす


嘘でもなんでもその場をちょうどいい距離感で、満たしてくれていた


不安や自信のなさを隠すため、彼はよく嘘をついた


そんな小さな嘘が可愛くて、つい心を持って行かれた


多分、私、ダメンズに惹かれるんだろうな