上の子がセンター試験を受けている間、私は家で夫を刺激しないよう静かにしている

こんな週末が息苦しい

こうしていると鈍痛が頭から首にかけてとれなくなるから、週末にバイトを入れて家から離れていたのに

仕事で動いていると気持ちが明るくなるから、私の逃避場所がバイトなのだ

下の子は、週末にお友達と時々サイクリングやスポーツセンターへ遊びに行く

週末に下の子が家にいないというだけで、夫との摩擦が少なくなるからホッとする


夫は

「受験生なのに遊びすぎだ」

と私には愚痴る


私「たまにはいいと思うよ

 誘いに来た友達はみんなもう推薦とかで学校決まったそうだから大丈夫でしょ?」


夫「下の子はこれからなのに」 


私「下の子が希望している学校は勉強しなくても余裕で行けるところに行くんだし、本人が大丈夫だというなら大丈夫でしょ」


夫「高い塾代が本当に無駄、コスパ悪すぎ」


私「だから私がバイトしてるんでしょ?」


これは経済的DVに近いと思うよと、本当は夫に言いたい

でも正論で言っても感情がねじれて反発されるだけだし、本人も薄々分かっているだろう


そんなことを考えながら、自室で1人本を読む


我慢して生きる時間がもったいないというような本


内容が進むに連れて、自分の気持ちや考え方が本の中で指摘されている考え方に似ていた

私、やっぱりダメだってつい思ってしまう…

やっぱり嫌われてしまうとか

やっぱりダメだと、人間関係の中で、もやっとした時に思ってしまう

どんなに頑張って最後に、このくらい頑張るのは当たり前だと思ってしまう

意外と簡単だったかもとか、運が良かったとか…

ちゃんとよく頑張りましたと自分を認めてあげて良かったんだ

毎日子供のことや家事、バイトとか色々やる事がある中、生活できてる

夫と家族の関係にも悩みながら、何とか良くなるように考えてる

今、やれることを全部やっている自分を認めてあげてなかった

私が私を大事に扱ってなかったのだと、その本を読んで気がついたら、今までどれだけ自分を責めていたかと考えた

夫が悪いと思いながら、私も悪いと最後には自分を責めていた

そんな気持ちが私を覆っているなら、幸せを感じることなんかできない

自分と他人を比較しないで、自分だけのルール作りが自分の人生を作っていくなど、感銘を受けながら読んでいったら、あっという間に読み終えた


その本を読み終わって、まずは

自分に合わないもの

やりたくないこと

ノーを言うことから始めてみて、


やりたいこと

自分に合うことからルールを作ってみたくなった


この一年で夫には少しづつノーと言えるようになったと思うが、その事で家庭内がガタガタしている

つまり私の我慢で成り立っていた家庭だと言うことが分かった

近くで見ている上の子には、その事はとっくに分かっていて、だから家族ごっこを見ていたくないと言われたんだろう

我慢するのが当たり前で夫の言うことが正義で正解で従わないといけないと思って生活していた若かった自分に言いたい


過去の自分へ

「結婚しなくてもいいと、自分を許して好きに生きた方がいいよ!

好きな服着て怒る男や友達と遊ばせてくれない男と結婚しちゃダメ!

もっと自信持って仕事しなさい! 

我慢するのをやめなさい!」


好きなのこといっぱいして生きていくには、好きなことをする時間やお金やチャンスを作っていこうよ!


そんな前向きな気持ちになれたら、少し気持ちが楽になった


やっぱり仕事はじめよう

そんな気持ちがむくむくと湧いた

夫と別れるにしても別れないにしても、自分の自由を手に入れるためには、自立しておかないと


上の子からお迎え希望のメッセージが届いた


センター試験終わったみたい