ケイくんに嫌われる作戦の全貌は…


友達を大切にしているケイくんに、友達がセクハラな発言がある事を伝える。

ケイくんが友達を否定されたと思い、友達を庇い、私を軽蔑する。

そして私を嫌いになる。


それがこのミッションのあらすじ。

このような流れで話が進めばいいのだが。


数日後、長明くんとケイくん、上司、私の4人のシフトの時に、そのチャンスがやってきた。


「そういえば私さんのことを長明がこの間変に言ってたんだよねー」

まさかの上司による発言!

長明くんが私の噂をしていた爆弾が投下された!


「えっどんなですか?」

私は恐々長明くんに聞いてみた。

近くではケイくんも仕事をしながら聞いている。


「何の事ですかな〜」

目を若干泳がせながら長明くんはとぼけて見せた。

「あれだよ、あれ!」

「何の事か分かりませーん」

上司と長明くんのとぼけ漫才のようなやりとり。

しかし明らかに不快な発言があったような匂わし…まぁ時々エッチな冗談聞こえてきてますから…


「えー聞きたくない!言わなくていい!」

大袈裟に両耳を手で塞いで冗談ぽく嫌がって見せた。

「セクハラ裁判開廷するぞー!」

さらに冗談ぽく言ってみた。

するとムッとした長明くんが、

「僕法学部だから負けません。」

空気が冷える。


冗談でない雰囲気に…

冗談通じない感じに急になるのはなぜ?


結果、普通に長明くんに嫌われただけ。


ケイくんはふーんみたいな顔で見ている。

あー人間関係って難しい。

その後、長明くんとは、仕事以外の会話0になった。

これって私が悪いの?

何なんこれ?

普通に職場環境が悪化しただけだった。

あー禿げそう…

きっと今夜も眠れないよ…

1人反省会だよ。


今回の作戦は失敗!