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森で考えて、森を知る

森林に関する資格を取得するための勉強法などを少しずつ書き出してゆきます。

また気候変動枠組み条約の続きです。
またかと思われるでしょうが、この交渉をあとから省みるととても重要なことをこの種のことにしては比較的短期間で決定したのだなと思うだろうと感じていますのでもう少し続けます。

前回はCOP6の1回目会合(2000年11月)まででした。
2回目会合(2001年7月)では、1回目会合で国益を害することなどを理由に不参加を表明したアメリカと推進国との間で技術移転や計算方法などで、なんとか政治的な合意に達しました(ボン合意)。
この合意を国際法化したものが翌年COP7でのマラケシュ合意です。
合意内容については後ほど触れたいと思います。

翌年のCOP8では更に発展途上国と先進国との対立が深まり、途上国側の事情をくんだ「共通だが差異ある責任」を再認識することになりました。
また京都議定書に批准していない国に対してそれを強く求める「デリー宣言」も採択されました。

これらに対して日本がとった行動については次回お話します。


テンペルホーフ代表 堀 康典
URL:
http://tempelhof.jp/mail:tmp@tempelhof.jp

前回はCOP2までお話しました。
COP3はよく知られた京都会議です。前回のCOP2で法的根拠を確認された議定書が交わされたのがこの会議で、その名称のとおり京都で開催されました。
COP3では柔軟性措置(京都メカニズム)として共同実施()、クリーン開発メカニズム()、排出取引()の3つの採用がなされたことが特筆されます。

翌年のCOP4では京都議定書で決められた内容を実施するための細かい取り決めを2年間かけて交渉することに合意されました(ブエノスアイレス行動計画)。
COP5では重要な合意はありません。

COP6は荒れ模様です。ブエノスアイレス行動計画の最終年度であるにもかかわらずアメリカとEUとの間で合意をみずに会議が次回へ持ち越しになります。


テンペルホーフ代表 堀 康典
URL:
http://tempelhof.jp/mail:tmp@tempelhof.jp

気候変動枠組み条約について少しお話しします。
この条約は1992年に採択され署名国は2010年時点で190ケ国であり、これらの締結国による会議は(皆さんもどこかで聞いたことがあると思いますが)COP(Conference of the Parties)と呼ばれ、そのあとに何度目の開催かを示す数字がふられます。例えば、1997年12月に京都で開催された第3回締結国会議は「COP3」のようにです。
ちなみにCOPは気候変動枠組み条約(
Framework Convention on Climate Change, FCCC)だけではなくて様々な国際条約の最高意思決定機関としてそれぞれもうけられています。

COP1はベルリンで開かれましたが、ここでは条約の内容だけでは現状対処に不十分という認識で一致したため2年間かけて内容を吟味することになりました(ベルリン・マンデート)。
翌年のCOP2ではそれらが法的拘束力を持つことが了承されました(ジュネーブ宣言)。



テンペルホーフ代表 堀 康典
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http://tempelhof.jp/mail:tmp@tempelhof.jp