これまで書いてきたことは、アメリカの外交官ジョージ・ケナンの回顧録を読んで気づいたことです。

 

アメリカの国民の多数が外交問題に関心があれば一部の利害関係者の影響がアメリカの外交全体に影響を及ぼす心配はあまりないのかもしれません。

 

ただ現実はあまり多くの一般のアメリカ人は外国のことにそんなに関心を抱いてはいないのでしょう。だからアメリカ議会において一部の人々のロビーによってアメリカの外交が大いに歪められることがしばしば起こるようになっているのです。

 

アメリカのように民主主義が徹底されている国にとって利害関係者がロビー活動することは当たり前のことかもしれませんが、戦争に関係してくる外交問題にまでロビー活動が関わってくるととても危険なことではないかと私は考えています。

 

現在のアメリカ外交にもそのような危険性は十分に存在し、下手をすれば戦争になってしまう可能性があります。

 

次回はそのことを検討してみようと思っています。