では実際にロシアが強国ドイツと戦ってどうなってしまったのか、『炎に向かって』から原文で引用してみます。
From the war came revolution, civil war, two famines, collectivization, and Bolshevik dictatorship and terror.
(戦争からきたるものは、革命、内戦、2回の飢饉、集団化、そしてボルシェビキの独裁とテロだった。)
日本と中国が戦った結果を中国現代史の用語を使えば、「国共内戦、人民公社化、飢餓、文化大革命、テロ」とロシアで展開されたこととほぼ同じような経過をたどっています。
さらにつけ加えたいことは、ドイツの軍部がレーニンをロシアに列車で連れて行き、革命を助力するようなことは平時では全く考えられないことだとリーベン教授が指摘していることです。
隣国を共産化させていいのだろうかという問題です。
ところが、日本でも遠藤誉さんが『毛沢東 日本軍と共謀した男』という本で指摘しているように、日本の軍部も第一次大戦時のドイツ軍と同じことをやっているのでした。
このように第一次大戦のヨーロッパの東側で起こったことと、第2次大戦のアジアで起こった出来事はほとんど同じ経過をたどるのです。
