にほんブログ村
昨日の『朝まで生テレビ』は沖縄の基地問題について沖縄から中継するということをやっていました。
一番印象に残ったのは、久しぶりに見た小林よしのり氏で、彼は日本の多くの保守が翁長知事の辺野古への基地移転拒否は新たな「条件闘争」としかみていないと主張していたことでした。
翁長知事が毎年沖縄に配られる3000億にも達する特別予算を否定しても、辺野古への移転を拒否できるのか、それがこの運動の試金石になるような気が私にもします。
ところで沖縄について昨日の番組では触れていなかったことで重要な問題が存在します。
それは沖縄と中国との関係です。
日暮高則さんが書いた『こんなに脆い中国共産党』という本の中で、「沖縄側から中国に擦り寄る姿勢が見られることも事実だ」と書かれています。
仲井真知事が尖閣諸島の上空視察を計画したときも、「在福岡中国総領事から『中国の領土だから行くな』との脅かしが入った。知事も事実上それを受け入れ、『視界の悪化』という愚にもつかない理由で中止してしまった」そうです。
また「新知事に当選した翁長雄志も福建省福州市の名誉市民である」ということも書かれています。
沖縄も朝鮮と同じように、以前は中国に「朝貢」する立場でした。
中国が強大になってきたときに沖縄の外交感覚の中に現在の韓国と同じように中国に「擦り寄る」ことを是とする感覚があるならば、これについては日本の国益を害する可能性があると思えてなりません。
私は以前から米ソ冷戦が終わった以上、沖縄に新たな基地を作ることは許されないという意味で沖縄の基地問題に対しては同情的でしたが、現在の沖縄がふらふらしていることに中国が本当に関係しているかどうかは大変気にかかるところです。
にほんブログ村
