So my question is: Will someone get serious about real diplomacy, and make Putin an offer he's unlikely to refuse? Instead of building more bases in Eastern Europe, the United States and its allies should be working to craft a deal that guarantees Ukraine's status as an independent and neutral buffer state. And that would mean making an iron-clad declaration that Ukraine will not be part of NATO. (Just because many Ukrainians want to join doesn't mean NATO has to let them.) Recent proposals for a deal lack that essential ingredient and aren't going to solve the crisis. A "Finlandized" Ukraine might not be an ideal outcome, but it is better than watching the country get destroyed. Putin may reject such a solution, of course, but surely it deserves a serious attempt before things get even worse.

Walt教授のブログ
http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/08/28/stephen_walt_top_ten_questions_about_the_world_putin_ukraine_gaza_iran


(私の疑問は次のようなものだ。誰か外交を真剣に考えて、プーチンが拒否できない提案を作る人はいないのだろうか。東ヨーロッパに新たな基地を作る代わりに、アメリカとその同盟国はウクライナが独立した中立の緩衝国であることを保証した取引を模索すべきである。それはウクライナが絶対にNATOに加わらないということ。(多数のウクライナ人がNATOに加わりたいとしてもNATOがそれを許すのは全く別のことである)最近の提案は基本的な事柄が不足しており、この危機を解決するものではない。「フィンランド化」されたウクライナは理想的な結果でないかもしれない、しかし国家が破壊されていくのを見るよりもましである。プーチンはこの案を拒否するかもしれない。しかし事態が悪化する前にやってみる価値はあるだろう。)

アメリカの「リアリスト」と呼ばれる知識人は、今回のウクライナの危機を「フィンランド化」させることで解決できると思っています。

ワルト教授の他にもグラハム・アリソン教授も同趣旨のことを書かれていました。

私も最初はこの案が最も合理的ではないかと考えていたのですが、だんだん否定的な考えに変わってきました。

というのもフィンランドは人口が500万人と少ないですが、独立して中立を保てる程の優秀な国なのです。

彼らは最後には負けたとはいえ、ソ連と立派に戦っていますし、産業面でもノキアとかリナックスなどの世界的に有名な企業や製品を輩出しています。

つまり、独立して中立を保つことは周りの環境によっても決まりますが、何よりも大事なことは本人にその能力があるかどうかです。

ウクライナという国は援助なしで独立でやっていける国なのでしょうか。

そもそもそのような国であれば今回のような問題は起こっていないでしょう。

というわけで、ワルト教授の指摘する「フィンランド化」はウクライナには適合しない気が私にはします。