ハーバード大学のスティーブン・ワルト教授が少し前のブログに「間違いを認めないネオコン」という記事を書かれています。
イラク戦争を主導して大失敗したはずのネオコンなのですが、実はアメリカにおいてはいまだにマスメディアに登場して活躍しているのです。
ふつうあれだけ間違っていたら発言の機会は制限されても仕方がないと思うのですが、そうはならない理由をワルト教授は4つ挙げておられます。
一つ目は、ネオコン自身が決して間違いを認めず、厚顔無恥なこと。
二つ目は、ネオコンの思想を信じている団体が潤沢な資金を持っていること。
そして三つ目は、フォックス・ニュースのような偏ったメディアだけではなく、いまだにニューヨーク・タイムズなどの主要なメディアにも「意見をバランスさせる」という目的で度々登場することを書いておられます。
そして最後に、最も重要なことは次の点です。
現在のアメリカの外交思想で優位を持っているのにliberal interventionists(リベラル介入主義)というものがあります。実はリベラル介入主義者とネオコンにはそんなに違いはありません。前者が国連のような制度を好ましいと思っていますが、ネオコンはそれを否定しアメリカの単独主義を好むという差異があるだけなのです。
リベラル介入主義者もネオコンの主導するイラク戦争に賛成しました。そのリベラル介入主義者達がネオコンを批判できないのは当然で、それをやると自分達に火の粉が及ぶからです。
アメリカの議会やメディアでは現在でもネオコン+リベラル介入主義者の勢力は圧倒的で、勢力均衡派や孤立主義者達の力では到底及ばないのです。
逆に言えば、イラク戦争やアフガニスタンでの失敗はアメリカの国内政治にさほどの影響を与えていないのです。
だからオバマ大統領がいくら戦争をしたくなくても、ネオコン+リベラル介入主義者達の圧力に抵抗することは難しく、今回のイラク危機でも500人の軍事顧問団を派遣せざるを得なかったのです。
結論としてネオコン+リベラル介入主義者の勢力がアメリカで優勢なうちは、これからも戦争をする可能性が高いのです。
イラク戦争を主導して大失敗したはずのネオコンなのですが、実はアメリカにおいてはいまだにマスメディアに登場して活躍しているのです。
ふつうあれだけ間違っていたら発言の機会は制限されても仕方がないと思うのですが、そうはならない理由をワルト教授は4つ挙げておられます。
一つ目は、ネオコン自身が決して間違いを認めず、厚顔無恥なこと。
二つ目は、ネオコンの思想を信じている団体が潤沢な資金を持っていること。
そして三つ目は、フォックス・ニュースのような偏ったメディアだけではなく、いまだにニューヨーク・タイムズなどの主要なメディアにも「意見をバランスさせる」という目的で度々登場することを書いておられます。
そして最後に、最も重要なことは次の点です。
現在のアメリカの外交思想で優位を持っているのにliberal interventionists(リベラル介入主義)というものがあります。実はリベラル介入主義者とネオコンにはそんなに違いはありません。前者が国連のような制度を好ましいと思っていますが、ネオコンはそれを否定しアメリカの単独主義を好むという差異があるだけなのです。
リベラル介入主義者もネオコンの主導するイラク戦争に賛成しました。そのリベラル介入主義者達がネオコンを批判できないのは当然で、それをやると自分達に火の粉が及ぶからです。
アメリカの議会やメディアでは現在でもネオコン+リベラル介入主義者の勢力は圧倒的で、勢力均衡派や孤立主義者達の力では到底及ばないのです。
逆に言えば、イラク戦争やアフガニスタンでの失敗はアメリカの国内政治にさほどの影響を与えていないのです。
だからオバマ大統領がいくら戦争をしたくなくても、ネオコン+リベラル介入主義者達の圧力に抵抗することは難しく、今回のイラク危機でも500人の軍事顧問団を派遣せざるを得なかったのです。
結論としてネオコン+リベラル介入主義者の勢力がアメリカで優勢なうちは、これからも戦争をする可能性が高いのです。