昨日のNHKニュースがアメリカのバージニア州で日本海と東海を併記することになった経緯を伝えていました。それによれば増加する韓国系移民の意見を無視することができなくなっている様子が描かれています。従軍慰安婦の銅像も同じことが原因となっているのでしょう。

今回はこの問題を考えてみます。

実は今回と全く同じ構造が日露戦争後に起きたカルフォルニアでの日本人移民排斥運動にも見られるのです。

カリフォルニア州で日本人移民排斥運動を熱心に展開していたのはアイルランド系の人達でした。

カレイ・マックウィリアムスというアメリカ人が書いた『日米開戦の人種的側面』という本に「この頃、アメリカ東部の諸都市ではアイルランド人の差別が酷かった。その鬱憤を晴らすには反東洋人のスローガンは心地よかった。これに加えて日本がイギリスと結んだ日英同盟が反日本人の運動に火に油を注いだ。アイルランド人はイギリスの圧政の中で悲惨な暮らしを強いられてきたのだ」と書かれています。

アイルランド系のイギリス憎しという感情が日英同盟を結んでいる日本に向かっているというのです。

このような人達が中心となり、公立学校での日本人児童の隔離、日本人による土地所有の禁止、一定地域での居住規制、日本人が会社役員になることの禁止などの法案を次々に成立させてしまうのです。

歴史家の渡辺惣樹さんがいうようにアメリカの民主主義が人種主義を悪化させていました。

もちろんアメリカの中央政府、この時はセオドア・ルーズベルトの時代ですが、カリフォルニア州のやり方に大変な不満を持っていましたが、大統領にカリフォルニアの反日をやめさせる権限はなかったのでした。

この時代には日本人移民には市民権がなかったのでアメリカの政治家は日系の影響など考える必要などなかったのです。

それから100年程月日が過ぎ去り、日本が憎かったアイルランド系の人が駐日大使になって、韓国系の人々に日本嫌いのバトンが渡されたのでした。