ヘンリー・キッシンジャーは『外交』という本の中で、同盟を組むためには「仮想敵国」が必要だと記述しています。
では、日米同盟はどこの国を仮想敵国と想定しているのでしょうか。
普通の日本人なら中国と考えると思うのですが、実際はそうじゃないみたいなのです。
2011年のアメリカと日本の「2+2」で発表された「同盟の戦略目標」の3番目は次のように書かれています。
「北朝鮮による挑発を抑止し、ウラン精錬プログラムを検査して逆行不可能な段階を確認することで非核化を成し遂げ、・・・・・・・・・・・朝鮮半島の平和的統一を求める。」
中国は5番目に書かれています。
「中国に対して、グローバル問題への協力や国際的行動基準への順応を果たし、地域の安定・繁栄において責任ある建設的な役割を果たすよう奨励し、米国、日本、中国三国の信頼関係を構築する。」
この文章は、ロナルド・ドーアの『日本の転機』から引用しましたが、ドーアは「北朝鮮に対するあらわな敵意と中国に対する控えめなたしなめぶりは対照的」と指摘しています。
確かに、この文章からは日米の仮想敵は中国ではなくて北朝鮮としか理解できないのです。
そして、以前紹介したインタビューでジョセフ・ナイも次のように語っているのです。
「安全保障上、日本にとっての目前の脅威は北朝鮮だ。中国は、日米安全保障条約があるかぎり日本に向かって軍事行動を起こすことはないと見ている。したがって長期的には、日米両国の目標は中国と分をわきまえた関係を持続させ、日米、日中、米中間の良好な関係を持続していくことだ。」
これではっきりしました。日米同盟の仮想敵は中国ではなくて北朝鮮だったのです。
北朝鮮がミサイルを発射するといつも日本のマスコミは大騒ぎをしますが、案外このことが関係しているのかもしれません。
それにしても、世界1位と3位のGDPを持つ同盟の仮想敵が、195位のGDPしか持たない北朝鮮だとは欺瞞以外の何物でもありません。
では、日米同盟はどこの国を仮想敵国と想定しているのでしょうか。
普通の日本人なら中国と考えると思うのですが、実際はそうじゃないみたいなのです。
2011年のアメリカと日本の「2+2」で発表された「同盟の戦略目標」の3番目は次のように書かれています。
「北朝鮮による挑発を抑止し、ウラン精錬プログラムを検査して逆行不可能な段階を確認することで非核化を成し遂げ、・・・・・・・・・・・朝鮮半島の平和的統一を求める。」
中国は5番目に書かれています。
「中国に対して、グローバル問題への協力や国際的行動基準への順応を果たし、地域の安定・繁栄において責任ある建設的な役割を果たすよう奨励し、米国、日本、中国三国の信頼関係を構築する。」
この文章は、ロナルド・ドーアの『日本の転機』から引用しましたが、ドーアは「北朝鮮に対するあらわな敵意と中国に対する控えめなたしなめぶりは対照的」と指摘しています。
確かに、この文章からは日米の仮想敵は中国ではなくて北朝鮮としか理解できないのです。
そして、以前紹介したインタビューでジョセフ・ナイも次のように語っているのです。
「安全保障上、日本にとっての目前の脅威は北朝鮮だ。中国は、日米安全保障条約があるかぎり日本に向かって軍事行動を起こすことはないと見ている。したがって長期的には、日米両国の目標は中国と分をわきまえた関係を持続させ、日米、日中、米中間の良好な関係を持続していくことだ。」
これではっきりしました。日米同盟の仮想敵は中国ではなくて北朝鮮だったのです。
北朝鮮がミサイルを発射するといつも日本のマスコミは大騒ぎをしますが、案外このことが関係しているのかもしれません。
それにしても、世界1位と3位のGDPを持つ同盟の仮想敵が、195位のGDPしか持たない北朝鮮だとは欺瞞以外の何物でもありません。
