キッシンジャーは『外交』という本の中で、アメリカの外交は世界から距離を置きたい「孤立主義」と世界を自分のイメージ通りに作り変えたい「十字軍」の思想とで引き裂かれていると書いています。(アメリカが勧めるTPPは十字軍の香りがします)
実はこういう現象はアメリカだけの問題ではありません。
日本も明治維新以来、ヨーロッパやアメリカの国のようになりたいとする「西欧主義」とアジアの国を帝国主義から解放しなければならないとする「アジア主義」との葛藤に悩んでいたのです。
中国も同じような矛盾を抱えています。
自分は世界の中心だという「中華思想」とその裏側にある途轍もない「屈辱感」です。
アヘン戦争以来、中国はこの「中華思想」と「屈辱感」とを交互に繰り返すようになっています。
西尾幹二さんが『第2次尖閣戦争』という本の中で、鄧小平が最初に日本に来た時の言葉を紹介しています。
「貧しい隣人がやって来ました。日本の皆さん、よろしく」
戦争に負けたはずの日本がすぐに経済大国になったのに、中国共産党はその間大躍進や文化大革命などの無茶をして国家が破綻しかけていたのです。鄧小平にとってはとても屈辱的な出来事でした。
鄧小平の「改革解放」は、中国に世界第2位の経済大国の地位をもたらしました。現在の鄧小平の子分たちは少しの「屈辱感」も持ち合わせてはいません。
ASEANの会議で戴秉国常務委員は、「小国は中国のような大国を怒らせてはいけない」と言い放ったのでした。
しかし、残念ながら「中華主義」の世の中は長続きしません。なぜなら、そこにはほとんど普遍性が存在しないからです。逆にやりすぎると、鄧小平がおちいった屈辱に戻るだけなのです。
西尾さんがこのことをうまく表現しています。
「中国というこの巨大国家の天国への上昇と地獄への堕落のこの大ドラマのプロセスそのものが、とりもなおさずアジア版の『ベルリンの壁の崩落』なのではなかったか、とふと思い至りました。」
中国共産党の崩壊はそんなに時間はかからないと私は思っています。
実はこういう現象はアメリカだけの問題ではありません。
日本も明治維新以来、ヨーロッパやアメリカの国のようになりたいとする「西欧主義」とアジアの国を帝国主義から解放しなければならないとする「アジア主義」との葛藤に悩んでいたのです。
中国も同じような矛盾を抱えています。
自分は世界の中心だという「中華思想」とその裏側にある途轍もない「屈辱感」です。
アヘン戦争以来、中国はこの「中華思想」と「屈辱感」とを交互に繰り返すようになっています。
西尾幹二さんが『第2次尖閣戦争』という本の中で、鄧小平が最初に日本に来た時の言葉を紹介しています。
「貧しい隣人がやって来ました。日本の皆さん、よろしく」
戦争に負けたはずの日本がすぐに経済大国になったのに、中国共産党はその間大躍進や文化大革命などの無茶をして国家が破綻しかけていたのです。鄧小平にとってはとても屈辱的な出来事でした。
鄧小平の「改革解放」は、中国に世界第2位の経済大国の地位をもたらしました。現在の鄧小平の子分たちは少しの「屈辱感」も持ち合わせてはいません。
ASEANの会議で戴秉国常務委員は、「小国は中国のような大国を怒らせてはいけない」と言い放ったのでした。
しかし、残念ながら「中華主義」の世の中は長続きしません。なぜなら、そこにはほとんど普遍性が存在しないからです。逆にやりすぎると、鄧小平がおちいった屈辱に戻るだけなのです。
西尾さんがこのことをうまく表現しています。
「中国というこの巨大国家の天国への上昇と地獄への堕落のこの大ドラマのプロセスそのものが、とりもなおさずアジア版の『ベルリンの壁の崩落』なのではなかったか、とふと思い至りました。」
中国共産党の崩壊はそんなに時間はかからないと私は思っています。
