[ドバイ 2日 ロイター] イランの通貨リアルが2日、対ドルで少なくとも9%下落し、過去最安値を付けた。イランのファルス通信によると、ガザンファリ商業・鉱工業相は情報機関がリアル下落を引き起こしている投機筋を根絶することを望むと述べた。

テヘランを拠点とする外為トレーダーによると、リアルは対ドルで3万7500リアルと、前日終値の約3万4200リアルから下落。他のトレーダーの指摘によると、3万8000リアルか4万リアルで、さらに下落幅が大きい。

リアルは政府がリアルの変動抑制に向けたドル供給に向け「為替センター」を立ち上げた9月24日以降、価値が約3分の1下落した。

西側諸国の経済制裁措置により、イランの原油輸出量は減少。世界的な金融システムからも切り離されている。このため、国内でリアルからドルに両替する動きが加速し、下落に拍車がかかった。
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念のために、戦前の日本の通貨がどのような運命をたどったかネットで調べてみました。yahooの質問コーナーに次のような文がありました。


「円相場明治初期に1ドル1円でスタートしましたが、日清戦争の頃には2円まで下落していました。

それ以降はほぼ1ドル2円で取引されていましたが、1931年の金輸出再禁止で再び円が大幅下落し、その後は1ドル3.5円程度で推移しましたが、太平洋戦争直前の1940年には4.3円まで下落しました。」

いよいよヤバそうです。