今回の日韓関係を見るにつけ、すぐさま私の脳裏によぎったのがアメリカ人外交官アントワープ・マクマリーの言葉です。

 「日本人は、表面的には感情を表さないように見えるが、実は深い憤りを密かに育て、不意に逆上して手のつけられなくなるような国民なのだ。真の指導者と認めて忠誠を捧げている人たちによって抑制させなければ"とことんまで突っ走る"性癖がある。こんな国民は世界に例がないと思われる。」

どうも韓国は、日本人の怒りのボタンに勝手に触れたみたいです。

韓国の新聞は、野田政権がいなくなれば以前のような関係に戻れると思っているようですが、多分そうはならないでしょう。

韓国が日本の首相からの親書を内容が無礼だからと拒否したのは、これで2回目です。最初は明治新政府が李朝に送った親書が同じような憂き目にあっています。

この後、日本で征韓論が持ち上がりますが、西郷の下野で危機は回避されました。しかしながら明治の親書拒否以来、日韓関係はぎくしゃくしたままで日韓併合までいってしまったのです。

今回の事件はどこまでいくのでしょうか。

おそらくは朝鮮半島が統一される時でしょう。韓国だけでは手におえなくなって、その時にようやく日本の力が必要なことを悟るのです。

それまでは、日韓冷戦です。