自分の無知をさらすようで申し訳ないのですが、トルコ民族とアラブ民族は全く違うようです。

Trita Parsi の Treacharous Alliance という本の中に次のような文章がありました。

Turkey was the most important " old periphery " state, which like Iran was Muslim but non-Arab.
(トルコはもっとも重要な「古くからの端っこにある」国だ。イランと同じようにイスラムであるが、アラブ人ではない。)

イランの場合、ペルシャ民族でイスラム教であることは、以前から私も知っていましたが、トルコも同じだというのです。

これまで何度かこのブログに取り上げたことがあるのですが、中東のイスラム諸国の中で、これまで内発的に民主化を達成したことがあるのはトルコとイランだけです。

しかし、この2つの国は民族的にアラブ人でないとしたら、エジプトで起きている出来事の重大性がようやく認識できた気がします。

エジプトでの選挙は、アラブ人が最初に自力で民主化を達成できるかどうかがかかっているのです。

エジプトの成功を願ってやみません。