私はダルビッシュ投手が大リーグに行くことについて、イランとアメリカが戦争しそうな時期に行くことはあまり好ましくないと思っていました。

ところが、ダルビッシュ投手の登場がイラン系アメリカ人コミュニティーに衝撃を与えているという記事がダラス・モーニング・ニュースに出ていました。

Trita Parsi というイラン系の外交史家はダルビッシュ投手の登場について「これまで30年間、イラン系アメリカ人はイランやアメリカから同時に変な目で見られてきた」といい、これでようやく「同じ人間として見られる」と語っています。

またArash Manzori というテキサスに住むイラン系の心臓外科医は「私の全ての友達、その夫人達、子供たち、野球に関心の無い人まで背番号11のユニフォームを購入している。私がイラン系のコミュニティーで見た最大の出来事だ」とも語っています。

微妙な時期だけに、逆にイラン系アメリカ人にとってダルビッシュ投手は「英雄化」しているのかもしれません。