経営コンサルタントの神田昌典氏が書いた『2022-これから10年、活躍できる人の条件』という本を読みました。この本の中で著者は歴史は70年ごとに繰り返されるという説を主張されています。

「明治維新終結が1877年、太平洋戦争終結が1945年、すると次なる変化は2015年、・・・つまり、私たちが新たな歴史サイクルの始まりを目撃する日は、すぐ目の前まで迫って来ている。」

なぜ歴史は似たようなことが繰り返し起こるのでしょうか。著者は次のように認識しています。

「歴史とは、ランダムな出来事の連続により作られるのではなく、同じパターンの物語の繰り返しによってつくられているという認識だ。」

このようなことが起こる理由は、いくら科学技術が進歩しても人間の考え方が変わりにくいので、同じようなことが繰り返されると私はおもいます。

では、明治維新や太平洋戦争終結に続く、次の巨大な変化とは何なのでしょう。

残念ながら、この本にはその答えは書いてありません。

しかし、私には考えがあります。それは、以前にもこのブログで書いたように米国による日米安保の破棄です。

ペリーの黒船から始まる日本の近代を一言で表すと「アメリカに振り回された」という感じが私には拭えません。

このことと、明治維新や敗戦に匹敵するイベントを考え合わせれば、日米安保の破棄以外に無いような気がするのです。

私自身は、70年ごとにビッグ・イベントが起こるという数字自体は信用していませんので、いつアメリカが日米安保を破棄するかはわかりませんが、ここ10年を考えればいいじゃないかという感触は持っています。

この問題については、また書きたいと思います。