攘夷か開国かTPP推進派によれば、反対派は明治維新のときの攘夷派と一緒だという。関西のテレビで政治評論家の三宅久之氏がそう言っていた。たしかにそのような側面はあると思う。ただ攘夷派にも言い分はあるのだ。明治維新のとき、領事裁判権や関税自主権は放棄させられ、結果的に対等な条約は得られなかった。日露戦争の勝利でようやく対等なものになったのである。今回のTPPがそのようなものでないことを願う。