2008年のリーマンショックから始まった世界経済の危機はどうも簡単に修正できないようです。アメリカやヨーロッパも日本のようにデフレ化していくかもしれません。

そこで、今回は簡単に世界経済がデフレ化した時代をふりかえってみたいと思います。

最初は1873-1896のLong Depressionと呼ばれる時期がありました。この不況は最初に産業革命を起こしたイギリスにおいていっそう厳しかったようです。

この時期は国際政治的に重要な出来事が数多く起こっています。アメリカにおける南北戦争の集結、ヨーロッパではイタリアとドイツの統一、そしてアジアでは日本の明治維新です。

このLong Depression の結果、イギリス以外の国々に産業革命の影響が広がっていったのです。

次は1929年のアメリカから広がった Great Depressionです。クルーグマン教授によれば、アメリカでデフレが終わったのは真珠湾攻撃のおかげだったそうです。

アメリカ発の大恐慌も世界各国に政治的な影響を及ぼしました。

1931年に日本が満州事変を起こし、1933年にヒトラー政権が発足、1935年にイタリアのムッソリーニがエチオピアに侵攻するといった具合でした。

第2次大戦の結果、アメリカは世界の富の50%以上を獲得する圧倒的な国家となったのでした。

そして、最後がまたしてもアメリカのリーマンショックから始まったLong Recessionというわけです。

過去2回の長期不況が教えてくれることは、停滞が終わる前と後では世界がガラリと変化しているということです。

これからの10年間、何が起こっても動じないことが大切です。