鬱陵島を訪問しようとして韓国政府から入国拒否された国会議員の一人である稲田朋美議員は「その理由がテロリストに適用する韓国の利益を脅かす危険な人物ということで あり、それで拒否されたことは納得できない。大使を通じて韓国政府に見解を求めてい るので回答を待ちたい」と憤慨しておられます。

稲田議員が韓国政府からテロリスト扱いされて怒ることは納得できますが、今回の事件に対する反応としては少し違うのじゃないかと私は考えています。

李大統領はこの問題が起きた当初から日本の議員が入国した場合「身辺の安全上の憂慮がある」と語ってきました。

すなわち、韓国の大統領はこのまま入国させれば、自国民が日本の国会議員に対してテロをやる可能性を恐れていたのです。

そこで韓国人が日本の議員に対してテロを起こさせないために、日本の議員をテロリスト呼ばわりして入国拒否をしたのが真相でしょう。コペルニクス的展開です。

日露戦争で日本が勝利した直後に伊藤博文を暗殺するという、世界一タイミングの悪いテロリストが英雄の国にとって、李大統領の憂慮は正しかったのかもしれません。

もし、日本の議員が実際に入国してテロにあったら、日韓関係は大変なことになったでしょう。

ちなみに、中国に対しては簡単に天皇の訪問を認める日本のエスタブリッシュメントが絶対に訪韓を認めないのも同じ理由からだと思われます。