現在の韓国の李政権は北朝鮮との対話を始めるにあたり、哨戒艦撃沈などに対する謝罪を求めていますが、オバマ政権はそれを取り下げるように韓国に圧力をかけています。

なぜオバマ大統領がこのようなことをするのかといえば、次の大統領選挙までの間、北朝鮮におとなしくしてほしいと思っているからです。

しかし、ブッシュ大統領時代国家安全保障会議アジア部長の職についていたマイケル・グリーンは、アメリカが韓国に圧力をかけてもあまり意味が無いと言っています。

なぜなら北朝鮮はアメリカだけを見ているからです。グリーンは次のように予想しています。

「北朝鮮の挑発は最初にミサイルのテストで、そして2012年には核実験と続くだろう。これは想像にすぎないが、これまでの北朝鮮のやり方から導かれるものである。」

私も基本的にこの分析に異論はありませんが、少しだけ楽観的な見積もりを書いて見ます。

中国において北朝鮮を支持してきたのは江沢民の勢力でした。だから以前金正日が訪中したときも江沢民にあったかどうかが話題になったのです。

ところが現在の江沢民は『産経』によれば死亡、『朝日』によれば危篤です。

こんなときに、金正日は核実験などやれるでしょうか。