『読売オンライン』から

 東アフリカのエチオピア政府は、東日本大震災の義援金として、544万ブル(約2500万円)を在エチオピア日本大使館に寄付した。


 同大使館などによると、帝国主義の時代、欧州列強に抵抗したエチオピアは、日露戦争でロシアに勝利した日本を近代国家建設の模範とした親日国。国民の1割が食料支援に頼る最貧国ながら、「約80年の外交関係がある友好国のために」と、震災後に日本支援委員会を発足させ、現地企業などに寄付を呼びかけていた。
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 今回の震災援助では、欧米などよりも台湾からの援助の大きさが目立つなど過去には見られない現象が起きました。

 タイのスラム街で日本に対する募金運動が起こったとの報道も私は目にしました。

 そして今回はエチオピアから援助が来たそうです。

 外務省の一部ではこれは日本のこれまでの「ODA」に対する感謝の表れだとする向きもあるそうですが、あまりにもナンセンスです。

 報道にもあるようにエチオピアでは日露戦争の後で日本を模範として近代国家を作ろうとしたようです。

 今回の震災援助で発展途上国からの支援が目立つのも、やはり日本が初めて有色人種で最初の「近代国家」を作ったことが背景にあるような気がします。

 日本は「軍事」でも「経済」でも白人主導の秩序にNOを突きつけたのです。結果的には第2次世界大戦の「敗戦」やバブル経済の「崩壊」などで今一歩のところで自爆しています。

 この日本の行動は、他の有色人種の国々にとっても「自分たちにもできるのだ」という希望を与えたのでしょう。

 その日本が今回の震災、津波、原発で戦後最大の危機に見舞われたのです。

 日露戦争後の日本をモデルにした有色人種の人々も、この日本の危機に対して「何かしなくては」と思わせたのでしょう。今回のエチオピアの援助にもこのような理由があると思っています。

 イギリスやアメリカの新聞では何かあればすぐに「日本はアジアで嫌われている」と書きますが、今回の震災援助では全く違う光景が見えたのです。