外交評論家の天木直人さんが菅直人総理の解散総選挙説を唱えられていらっしゃいます。

 実は私もこの説に賛成しています。

 なぜなら、民主党政権の成立は先の対米戦争に雰囲気が似ていると私は思っているからです。

 日本で大々的な政権交代が起こったのにも変わらず、そこに「熱狂」はありませんでした。先の対米戦争でもABCD包囲網などで追いつめられれたあげく苦し紛れに真珠湾攻撃を行ったのでした。

 そこにあまり勝算はありませんでした。

 民主党が政権交代に成功した理由も、あまりに自民党が危機感の無い政治に国民が嫌気をさし、自民党にお灸を据えるつもりで投票したのでした。

 民主党の政権運営もますます先の対米戦に似てきています。

 そして、結局対米戦は「無条件降伏」に終わりました。

 民主党の「無条件降伏」とは現時点における菅直人総理による解散総選挙であり、結果としての民主党消滅でしょう。