東北大震災とそれに伴う原発暴走は戦後の日本が遭遇した危機の中で最大なものであろう。

 このことを示すのが日本の旧植民地国であった台湾と韓国の態度であると私は思っています。

 台湾は震災の特別番組であっという間に21億円もの大金を集め、韓国の俳優達も何千万という高額の金を日本に寄付してくれたのである。

 なぜ旧植民地国の人がこのような好意を日本に寄せてくれたのでしょうか。

 私の仮説はこうです。

 台湾や韓国の繁栄は日本の繁栄に結びついており、日本がこの戦後最大の危機に破れてしまえば自分たちの繁栄も脅かされるのではないかと考えたのではないか。

 ここで日本がこの危機に負けてしまえば、アジアの平和も遠のいてしまうと考えたのかもしれません。

 だから無意識のうちに、多額の寄付をしてしまったのでしょう。

 日本は彼らの好意にこたえなければなりません。