以前、少し書いたのですが、今回もう少し厳密に書いてみたいと思います。大国のバブル経済崩壊と世界秩序の関係です。19世紀後半から現在まで大国でのバブル経済が崩壊したのは4回あります。
1873年 ドイツでのバブル崩壊
1929年 アメリカで始まった世界大恐慌(great depression)
1990年 日本のバブル崩壊
2008年 リーマンショックから本格化したアメリカの大不況(great recession)
私は上記した4つのバブル崩壊をみて、それがたんなる「経済問題」だけとは思えないのです。国際秩序の変化と密接に関係していると思われます。
まず1873年のドイツでのバブル崩壊ですが、2年前の1871年にドイツは統一を達成しています。ドイツが統一されるまでは、ドイツ連邦のまとまりはいたって弱く、大国の草狩り場となっていました。
有名なのが1618年から1648年までの30年戦争です。この戦争でドイツの人口はなんと1/3にまでなってしまいました。
ところがビスマルクの統一によって、欧州の中心にヨーロッパで最強の国家が生まれることになりました。1873年のドイツでのバブル崩壊は、そのような地政学の変化を示すもののように思われます。
次に1929年からアメリカで始まったバブル崩壊の場合です。
実質的には第1次世界大戦で、イギリスの覇権は終わり、経済的にはアメリカが世界でナンバー・ワンになりました。
けれども、アメリカは世界の秩序形成に積極的にかかわろうとはしませんでした。ウィルソン大統領自ら提案した国際連盟ですが、アメリカ自身が加わらないといった滑稽な事態に至ったのです。
またアジア方面でもワシントン会議を開催しますが、この会議は日本の軍備を制限したり、日英同盟を廃棄させたり、日本の安全保障の核心部分をなくしただけに貢献したような気がします。
日本は中国との問題でアメリカが公正な判断をしてくれるだろうと期待していましたが、後になってわかったことは国民党・中国に対する「応援団」となったアメリカの姿でした。
そして1920年代、アメリカの「一国繁栄主義」は栄華を極めますが、1929年にそれが崩壊したのです。
その後登場したフランクリン・ルーズベルト大統領は戦争を通じてアメリカのリーダーシップを確立していきます。
次回は日本のバブル崩壊から書いてみます。
お願いします
1873年 ドイツでのバブル崩壊
1929年 アメリカで始まった世界大恐慌(great depression)
1990年 日本のバブル崩壊
2008年 リーマンショックから本格化したアメリカの大不況(great recession)
私は上記した4つのバブル崩壊をみて、それがたんなる「経済問題」だけとは思えないのです。国際秩序の変化と密接に関係していると思われます。
まず1873年のドイツでのバブル崩壊ですが、2年前の1871年にドイツは統一を達成しています。ドイツが統一されるまでは、ドイツ連邦のまとまりはいたって弱く、大国の草狩り場となっていました。
有名なのが1618年から1648年までの30年戦争です。この戦争でドイツの人口はなんと1/3にまでなってしまいました。
ところがビスマルクの統一によって、欧州の中心にヨーロッパで最強の国家が生まれることになりました。1873年のドイツでのバブル崩壊は、そのような地政学の変化を示すもののように思われます。
次に1929年からアメリカで始まったバブル崩壊の場合です。
実質的には第1次世界大戦で、イギリスの覇権は終わり、経済的にはアメリカが世界でナンバー・ワンになりました。
けれども、アメリカは世界の秩序形成に積極的にかかわろうとはしませんでした。ウィルソン大統領自ら提案した国際連盟ですが、アメリカ自身が加わらないといった滑稽な事態に至ったのです。
またアジア方面でもワシントン会議を開催しますが、この会議は日本の軍備を制限したり、日英同盟を廃棄させたり、日本の安全保障の核心部分をなくしただけに貢献したような気がします。
日本は中国との問題でアメリカが公正な判断をしてくれるだろうと期待していましたが、後になってわかったことは国民党・中国に対する「応援団」となったアメリカの姿でした。
そして1920年代、アメリカの「一国繁栄主義」は栄華を極めますが、1929年にそれが崩壊したのです。
その後登場したフランクリン・ルーズベルト大統領は戦争を通じてアメリカのリーダーシップを確立していきます。
次回は日本のバブル崩壊から書いてみます。
