わが前原外相がまたおもいつきで新たな外交課題を提示しました。今度は「日韓同盟」だそうです。

 『読売オンライン』から

 韓国紙、毎日経済新聞(電子版)は2日、前原外相のインタビュー記事を報じた。

 外相はこの中で、「北朝鮮の武力挑発は朝鮮半島はもちろん、東アジアの安定と平和を脅かす行為」と指摘し、「韓国と安全保障分野でも同盟関係を結ぶことを希望する」と述べた。

 外相は「新年の日本外交の最大の懸案の一つは、隣国と堅固な安保体制を構築すること」と強調し、今年初めに訪韓して、金星煥(キムソンファン)外交通商相と日韓の安保協力を協議する考えを示した。

 外相は「日本は過去の歴史について反省すべきことは反省すべきだ」とも述べ、韓国の国民感情への配慮も示した。
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 確かに「同盟は仮想敵を必要とする」という定義からすれば、お互い北朝鮮を脅威に感じているから日韓同盟を作ることは間違いではないのです。

 けれども、韓国の哨戒艦事件や延坪島(よんびょんとう)砲撃に対する中国の対応をみてもわかりますように、現在の中国の外交はかなり北朝鮮と一体化しています。

 そこでこの「日韓同盟」にもっとも神経をとがらせるのが中国です。中国はそれを阻止しようと韓国に圧力をかけるでしょう。もちろん韓国は中国に頭が上がりませんので、そこで話は終わりです。

 私は前原外相を戦略家とは全然思いませんが、なぜか中国が嫌がることを天才的についてきます。彼は中国にとってPublic enemy number one なのでした。
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