昨日の『ニュース・ステーション』で長野智子アナがジョセフ・ナイ教授にインタビューをしていました。印象に残ったことを書いておきます。

 ナイ教授は最近中国に行ったらしく、尖閣事件は中国共産党の権力闘争の結果だと語っていました。また次のようなやりとりもありました。

 長野アナ:「なぜ沖縄に海兵隊が必要なのでしょうか」

 ナイ教授:「もし核戦争がおこれば海兵隊は沖縄で死ぬのです。海兵隊は日本の人質なのです」

 長野アナ:「日本人は誰も海兵隊が人質とは思っていませんが」

 ナイ教授:「・・・・」

 今回初めてナイ教授の口から「沖縄海兵隊人質論」が飛び出しました。これはどう考えても話が合いません。日本人が在日米軍に人質としてとられているということならわかるのですが。

 なぜ「海兵隊人質論」が間違っているかは、日本が解放しようとしてもアメリカ海兵隊が出て行ってくれないからです。

 そしてナイ教授は今回も「アメリカ軍は日本人全員が出て行けと言えば、すぐに出て行く」というむねのことを語っていました。

 しかし、これも事実にかなり反します。鳩山首相が辞任したのは「海兵隊を県外」に移すことができなかったことが大きいように私には思われます。一応あれでも鳩山首相はちゃんと選挙によって選ばれたのです。

 それでも海兵隊を県外に移すことが出来なかったのに、どうして在日アメリカ軍を撤退させることが出来るのでしょうか。

 ということで、アメリカのリベラル派は言っていることとやっていることにかなりの落差があるという従来からの懸念を再確認できたインタビューでした。