昨日、『たかじんのそこまで言って委員会』という番組に静岡県立大学の伊豆見元教授が出ていて、今回の北朝鮮の砲撃は韓国が「平和協定」を結ばないからだと語っていました。

 教授によれば、世襲問題などは全く関係がないそうです。この人の予想はほとんどあたったことがないというのが筆者の認識です。それでもよくNHKなどの番組にでてきます。

 伊豆見教授は北朝鮮に対しては「交渉」することによってしか問題は解決しないという信念を持っているようですが、結んだ約束を守らなければ「交渉」をやる意味がありません。

 今日の『朝鮮日報』の電子版にこれまでの北朝鮮とのやりとりが書いてありました。

 「北朝鮮はこれまで20年以上にわたり、米朝会談、3者会談、6カ国協議などを通じ、核廃棄の空手形を出す見返りに、軽水炉の建設や重油など、非常に多くのものを手にしだだけでなく、その裏では、核兵器やミサイル開発などに全力を傾けてきた。今ではウラン濃縮施設まで公開し、核保有国として認めるよう要求するほどだ。金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権当時、韓国から北朝鮮に流れた現金だけでも3兆3356億ウォン(現在のレートで約 2410億円、以下同じ)に上る。ところがその見返りもやはり、韓国海軍の高速艇「チャムスリ(オオワシ)」攻撃、哨戒艦「天安」沈没、延坪島砲撃などとしてこちらに返ってきた。」

 果たして韓国が北朝鮮と「平和協定」を結んだら、この無法国家はおとなしくなるのでしょうか。疑問です。