昨日の『産經新聞』で米空軍制服組トップのシュワルツ空軍参謀総長は、「在韓、在日米軍やグアムなど西太平洋には十分な空軍戦略があることは疑問の余地はなく、北朝鮮を抑止する能力を備えており、北朝鮮は留意すべきだ。」と語っています。
韓国市民が2人なくなり軍人も2人亡くなったのですが、これでも「抑止」の機能が働いているとアメリカは考えているみたいです。
どうもこのような言葉使いからすると、北朝鮮が全面的に韓国に攻め入って初めてアメリカは「抑止」が機能しないと考えるのでしょうか。現実的にはあまり考えられない想定です。
さらにアメリカは同盟国がやられても報復するつもりはないようです。この報復に変わるものとして最近多用されているのが「合同軍事演習」です。果たしてこれで北朝鮮を抑止できるのでしょうか。
以前、クリントン国務長官が「我々の同盟国である、韓国、日本、オーストラリア」と言ったことに対して日本のマスコミが「日本軽視」だと騒いでいました。ところが日米同盟より円滑に運営されているといわれる韓米同盟を結んでいるのに韓国は北朝鮮にやられっぱなしなのです。
朝鮮半島の現実を見て、自分の国を守るのはその国の国民であるという当然のことを認識させてくれます。