日本は円高を嫌ってドル買い介入を行いましたが、いかんせん単独では効果が長続きしませんでした。いよいよ79円の最高値に向かっています。

 そんなときに『朝鮮日報』におもしろい記事がのっていました。

 「円高の余波で自動車、半導体など主力商品の輸出が打撃を受け、日本が韓国を相手に『為替戦争』を仕掛ける様相を見せている。ウォンを上昇させ、韓国企業の競争力を低下させることで、日本企業がその恩恵を受けるのが狙いだ。」

 韓国は日本がウォン買い介入をして、ウォンの競争力を落とそうとしているのではないかと恐れているようです。

 確かに、日本の輸出企業の競争相手はサムソンや現代なので、こちらの方が効果がありそうです。

 実際にやるかどうかは別として、なるほどと考えさせてくれる「通貨戦略」なのでした。