前回日本でバブルが拡大し、それが崩壊したのは米ソ冷戦構造の崩壊が関係しているのではないかと書きました。

 この仮説が正しいかどうかはわかりませんが、今回のアメリカのリーマンショックから始まったバブル崩壊も同じような角度からみれると思います。アメリカのバブルが崩壊した時期とイラク戦争やアフガン戦争の行き詰まりが同時に起こっているからです。

 冷戦が終わってからアメリカ人は次のようなことを言ったり書いたりしていました。

  The Unipolar Moment (一極支配の時)ー これはチャールズ・クラウトハマー というコラムニストが書いた文のタイトル。

  We are the indispensable nation (アメリカは世界にとって不可欠な国である)ーオルブライト国務長官が語った言葉。

 Hyperpower(superpowerよりも格上)ーこれはアメリカ人ではなくフランスの外相Verdineが言ったとされるもの。

 結局今回のアメリカのバブルは、アメリカの「一極支配」が永遠に続くものと思いその余波として経済がバブル化したのではないかと私は考えます。

 もしこの仮説が正しければ、経済だけを立て直そうとしてもうまくいかないはずです。なぜなら経済や外交を含む体制の問題だからです。

 そこで、いずれかの時期にアメリカは外交の根本的な見直しをせまられます。そうなったときに日本にもチャンスが生まれてくるはずです。それまでは我慢です。