サッカー・ワールドカップに熱中しているため、なかなか更新できなくてすいません。

 在日の鄭 大世(ちょん・てせ)選手がブラジル戦で北朝鮮の国家を聞いて号泣していたのは皆さんもご存知でしょう。

 相変わらず、日本のマスコミは美談仕立てで報じております。ところが『朝鮮日報』の鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員がスマートな分析を書いているので少し引用してみます。

 「数日前、テレビ朝日はサッカー北朝鮮代表の鄭大世(チョン・デセ=川崎)に『日本に住み、韓国籍なのに、なぜ北朝鮮のサッカーチームを選んだのか』と尋ねた。彼は『祖国だからだ』と迷うことなく答えた。鄭の母親はブラジル戦終了後、『きょうの健闘で北朝鮮に対する世界のイメージも変わったと思う』(日本経済新聞)と語った。

 半世紀前、在日同胞9万人は鄭大世と同じ思いだった。彼らは勇気を抱いて、『祖国』に向かう北送船に乗った。仮に鄭大世が当時、北送船に乗っていたならば、どんな運命が待ち構えていたか想像に難くない。ブラジル戦に先立ち、鄭大世が流した涙を北朝鮮で死んでいった在日同胞が見たらどう思うだろうか。その涙に感動するような韓国の一部の雰囲気に対しては言葉もない。」

 ソンウ・ジョン記者は直接的には書いていませんが、鄭 大世(ちょん・てせ)選手の涙のような「ナイーブな愛国心」が北朝鮮への帰国運動につながっていたのではないかと示唆しています。

 おそらくは、これが在日の帰国運動の本質なのでしょう。