『新ベンチャー革命』というブログで細川政権と鳩山政権を比較した文章が載っていました。
鳩山氏と細川氏に共通するのは、(1)バックに小沢氏が控えている点、(2)日本の対米従属からの脱却に挑戦した首相である点、(3)米国の成り上がり寡頭勢力の一目置く、由緒正しい出自の首相(毛並みが良い)である点です。
確かにこれらの点が一緒なのはここに書かれている通りだと私も思います。
細川政権の時代に細川首相はアサヒビール社長樋口氏に冷戦後の日本の安全保障を考察するようにしましたが、残念ながら樋口リポートは村山首相時代になってできあがりました。
その内容はアメリカとの同盟よりも国連を重視したもので、当然アメリカの納得が得られるわけも無くほどなくしてジョセフ・ナイ教授のアジアに10万人の米軍を置くという東アジア・レポートが樋口レポートをつぶしにかかりました。
また、細川首相時代には北朝鮮に近い武村官房長官を切れとの命令があったと小池百合子女史が『正論』に書いていたこともありました。
結果的に細川政権は佐川急便の献金問題でつぶれたのですが、裏には明らかにアメリカとの対立がありました。
そして今回も鳩山政権は母親からの献金問題と基地問題においてのアメリカとの対立が辞任の引き金になったのでした。
さらに細川政権と鳩山政権のカウンターパートがアメリカ民主党だったというのも私には気にかかる点です。なにせアメリカの民主党は先祖にニューディーラーというやたら日本の政治に介入してくる性質の人たちが集まっていたからです。
日本の選挙民は冷戦後2回も自民党に変わる政権党を求めたのですが、両方ともお金の問題とアメリカとの関係の悪化でつぶれたのでした。
今まで日本が自民党一党支配だったのは日本の政治が遅れているからだと言われましたが、本当にそうなのでしょうか。結局アメリカのいうことを唯々諾々と聞く政権しかアメリカが受け入れなかったことを天下にさらしてしまったわけです。
今回の鳩山政権の失敗に対してアメリカにも見ている人がいるのだなと感じたのがslateにダニエル・スナイダーという人が書いている文章です。
彼は「沖縄問題が長引けば、鳩山前首相だけでなく、米政府にも同じくらいこの危機に責任があるのだと、大勢の日本人に示す羽目になる。鳩山に対する日本人の怒りと失望が薄れた後、日本人は米政府に目を向けて、疑問に思うようになるだろう。これが同盟国が同盟相手に対する態度かと。それは当を得た疑問だ」と書いています。
このように鳩山政権の失敗は「日米同盟」終わりの始まりになる予感が私にはします。
鳩山氏と細川氏に共通するのは、(1)バックに小沢氏が控えている点、(2)日本の対米従属からの脱却に挑戦した首相である点、(3)米国の成り上がり寡頭勢力の一目置く、由緒正しい出自の首相(毛並みが良い)である点です。
確かにこれらの点が一緒なのはここに書かれている通りだと私も思います。
細川政権の時代に細川首相はアサヒビール社長樋口氏に冷戦後の日本の安全保障を考察するようにしましたが、残念ながら樋口リポートは村山首相時代になってできあがりました。
その内容はアメリカとの同盟よりも国連を重視したもので、当然アメリカの納得が得られるわけも無くほどなくしてジョセフ・ナイ教授のアジアに10万人の米軍を置くという東アジア・レポートが樋口レポートをつぶしにかかりました。
また、細川首相時代には北朝鮮に近い武村官房長官を切れとの命令があったと小池百合子女史が『正論』に書いていたこともありました。
結果的に細川政権は佐川急便の献金問題でつぶれたのですが、裏には明らかにアメリカとの対立がありました。
そして今回も鳩山政権は母親からの献金問題と基地問題においてのアメリカとの対立が辞任の引き金になったのでした。
さらに細川政権と鳩山政権のカウンターパートがアメリカ民主党だったというのも私には気にかかる点です。なにせアメリカの民主党は先祖にニューディーラーというやたら日本の政治に介入してくる性質の人たちが集まっていたからです。
日本の選挙民は冷戦後2回も自民党に変わる政権党を求めたのですが、両方ともお金の問題とアメリカとの関係の悪化でつぶれたのでした。
今まで日本が自民党一党支配だったのは日本の政治が遅れているからだと言われましたが、本当にそうなのでしょうか。結局アメリカのいうことを唯々諾々と聞く政権しかアメリカが受け入れなかったことを天下にさらしてしまったわけです。
今回の鳩山政権の失敗に対してアメリカにも見ている人がいるのだなと感じたのがslateにダニエル・スナイダーという人が書いている文章です。
彼は「沖縄問題が長引けば、鳩山前首相だけでなく、米政府にも同じくらいこの危機に責任があるのだと、大勢の日本人に示す羽目になる。鳩山に対する日本人の怒りと失望が薄れた後、日本人は米政府に目を向けて、疑問に思うようになるだろう。これが同盟国が同盟相手に対する態度かと。それは当を得た疑問だ」と書いています。
このように鳩山政権の失敗は「日米同盟」終わりの始まりになる予感が私にはします。
