今日の『朝日新聞』に書いてあったのですけれど、『東亜日報』などの調査によれば59%の人が韓国が北朝鮮に「軍事対応」することに反対しているようです。

 この記事で思い出したのは、盧武鉉大統領が当選したときのことです。相手候補のイ・ヘチャンが北朝鮮に厳しいことを言っていたので韓国人は戦争になることを恐れて彼を忌避したのでした。

 現在のところ韓国が北朝鮮に正当に反撃できるのは「自衛権」だけなのです。アメリカや日本の力など決してあてにせず、韓国が単独で戦う意思を示すことができたら中国も介入しずらいでしょう。

 ところが韓国はこの問題を国連などにもっていって「国際化」しようと考えているらしいのですが、そうすれば中国やロシアなどに邪魔されるだけなのです。

 そうなれば北朝鮮も決して反省しないでしょう。

 逆説的ですが、「軍事対応」を嫌うことによって、逆に北の挑発にあうのです。ということで韓国人はまた不満を内側に溜め込むようです。