アメリカの日本潰しが始まった/日高義樹

¥1,470
Amazon.co.jp
 日高さんの新刊がでました。まだ買っていませんが、アマゾンに書かれている書評を読んでみるとオバマ政権のトヨタ攻撃の意図から始まって、ルーズベルト政権の日本攻撃にまで言及しているそうです。買うつもりですので読んだらまた報告します。

 フランクリン・ルーズベルト大統領はアメリカで大恐慌が始まった後で当選し、ニューディール政策を反対派から社会主義的といわれながらも果敢に推進しました。

 オバマ大統領もリーマン・ショック以降のグレート・リセッションといわれる時期に当選し、国民健康保険を反対派から社会主義といわれながらも議会を通過させたのです。

 似ているところはこれだけではありません。例えばルーズベルト政権は以前のフーバー大統領時代の国務長官スティムソンを陸軍長官に任命しました。スティムソンは日本が満州国を作ったときに「不承認政策」を提案したことで有名です。

 オバマ大統領が指名したゲーツ国防長官は元はブッシュ大統領の国防長官でした。そしてそのゲーツ国防長官が強行に普天間合意の受け入れを迫ったのでした。日本がアメリカからこのように強硬に迫られたのは不承認政策やハル・ノート以来なのかもしれません。

 さらにルーズベルト政権には反日のハル国務長官がいました。これは現在のクリントン国務長官の日本に関する感情に匹敵します。

 ルーズベルト大統領は米・英・ソ・中という4人の警察官で世界を安定させたらよいと考えており、日本に関しては「4つの島に閉じ込めておく」と言ったといわれています。オバマ政権の中国重視、日本軽視に類似していないでしょうか。いずれにしろ日本には厳しい時代がやってきました。

 だからといって私はアメリカと日本が戦争になるとは全く思っていませんが、一つだけ心配していることがあります。

 フランクリン・ルーズベルト大統領は「絶対に戦争はしない」と公約しながら、ある地域の大国に目をつけました。その国はちゃんとした議会がありきちんと選挙も行われていました。しかし一風変わった宗教を持っており、その宗教の教祖が国家の元首に座っているという政体を持っていたのです。また最近その国では軍部が力をつけ、軍縮条約を脱退して今までにもみたことのない軍艦を作り始めました。

 ルーズベルト大統領はその国を徹底的に追いつめていったのでした。

 もちろんある国とは70年前の日本を描写したものですが、翻って現在の世界を見渡して70年前の日本と似た状態にある国を発見できるはずです。

 それはイランです。

 オバマ政権が本当にフランクリン・ルーズベルト政権に似ているならば、アメリカとイランの戦争はあり得ると私は考えます。
よろしくお願いします
人気ブログランキングへ