産經新聞の古森義久記者の新刊『アメリカが日本を捨てるとき』という本を読んでいて、アメリカのローラバッカー議員が2009年6月25日の下院外交委員会で証言したことが私の目にとまりました。鳩山政権が成立する直前です。
彼は「日本はアメリカが国際的な紛争や計画に取り組む際にそれを支援することでは世界一だといえます。しかし不運なことに、米側には日本の協力を当然視してしまい、重視はしない向きが多い。ワシントンの政策決定者たちも日本の真価をきちんと評価せず、その一貫した対米行動を当然と受け取っています。日本を軽視しすぎるのです。」と発言しています。
私はこれと似たような発言をどこかで読んだ記憶があります。それは大英帝国首相ウインストン・チャーチルの回顧録に書いていた言葉です。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人はまったく別の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話の分からない人だ。ことここにいたっては、刺し違えるしかない』といって突っかかってくる。」
ローラバッカー議員やチャーチルの言葉が予見したように、民主党政権はインド洋の補給や普天間合意おまけに核の密約など、これまで行ってきた対米外交をすべて反古にする政策をとりました。チャーチル風に言えば「これほどこちらが譲歩しているのに、きちんと評価してくれないのか。それなら今までの合意は全てご破算にするしかない」という感じです。
実は私は鳩山政権が誕生する前の選挙の雰囲気が「真珠湾攻撃」に似ていると、以前やっていたブログに書いたことがあります。そのときに参考になったのが、アメリカの外交官アントワープ・マクマリーが太平洋戦争以前に発表した『平和はいかに失われたか』に書いてあった日本人の特徴です。
マクマリーは「日本人は、表面的には感情を表さないように見えるが、実は深い憤りを密かに育て、不意に逆上して手のつけられなくなるような国民なのだ。真の指導者と認めて忠誠を捧げている人たちによって抑制させなければ"とことんまで突っ走る"性癖がある。こんな国民は世界に例がないと思われる。」と書いています。
多数の日本人はマクマリーの主張するような「深い憤り」を自民党政権の末期に抱えていたように思われます。そしてその憤りをはらすために民主党に投票したのでした。しかし民主党への投票は決して「世直し」にはつながらなかったのです。
では、この民主党による「第2次真珠湾攻撃」は結果的に何を生み出すのでしょうか。内政については私にはわかりませんが、外交的にはおそらく古森記者の新著のタイトルどおりになるのではないでしょうか。すなわち「アメリカが日本を捨てるとき」です。
私はこのブログをはじめてから、一貫して日本はアメリカから安保条約を破棄されると主張してきましたが、まさか自分が引き金を引こうとは思いもしませんでした。
英語にself-fulfilling prophecy (自己達成の予言)という言葉があります。自分がそうあってほしいと思う願望を誘発するように行動してしまうことですが、この言葉が私にこれほどぴったりあてはまるとは。
彼は「日本はアメリカが国際的な紛争や計画に取り組む際にそれを支援することでは世界一だといえます。しかし不運なことに、米側には日本の協力を当然視してしまい、重視はしない向きが多い。ワシントンの政策決定者たちも日本の真価をきちんと評価せず、その一貫した対米行動を当然と受け取っています。日本を軽視しすぎるのです。」と発言しています。
私はこれと似たような発言をどこかで読んだ記憶があります。それは大英帝国首相ウインストン・チャーチルの回顧録に書いていた言葉です。
「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人はまったく別の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話の分からない人だ。ことここにいたっては、刺し違えるしかない』といって突っかかってくる。」
ローラバッカー議員やチャーチルの言葉が予見したように、民主党政権はインド洋の補給や普天間合意おまけに核の密約など、これまで行ってきた対米外交をすべて反古にする政策をとりました。チャーチル風に言えば「これほどこちらが譲歩しているのに、きちんと評価してくれないのか。それなら今までの合意は全てご破算にするしかない」という感じです。
実は私は鳩山政権が誕生する前の選挙の雰囲気が「真珠湾攻撃」に似ていると、以前やっていたブログに書いたことがあります。そのときに参考になったのが、アメリカの外交官アントワープ・マクマリーが太平洋戦争以前に発表した『平和はいかに失われたか』に書いてあった日本人の特徴です。
マクマリーは「日本人は、表面的には感情を表さないように見えるが、実は深い憤りを密かに育て、不意に逆上して手のつけられなくなるような国民なのだ。真の指導者と認めて忠誠を捧げている人たちによって抑制させなければ"とことんまで突っ走る"性癖がある。こんな国民は世界に例がないと思われる。」と書いています。
多数の日本人はマクマリーの主張するような「深い憤り」を自民党政権の末期に抱えていたように思われます。そしてその憤りをはらすために民主党に投票したのでした。しかし民主党への投票は決して「世直し」にはつながらなかったのです。
では、この民主党による「第2次真珠湾攻撃」は結果的に何を生み出すのでしょうか。内政については私にはわかりませんが、外交的にはおそらく古森記者の新著のタイトルどおりになるのではないでしょうか。すなわち「アメリカが日本を捨てるとき」です。
私はこのブログをはじめてから、一貫して日本はアメリカから安保条約を破棄されると主張してきましたが、まさか自分が引き金を引こうとは思いもしませんでした。
英語にself-fulfilling prophecy (自己達成の予言)という言葉があります。自分がそうあってほしいと思う願望を誘発するように行動してしまうことですが、この言葉が私にこれほどぴったりあてはまるとは。
