経営コンサルタントであり歴史小説家でもある伊東潤さんが書いた『天下人の失敗学』という大変面白い本を読みました。伊東さんは「組織や集団で仕事をしている人間には、この4種類のタイプしかいない」と次のような有名な武将の名をあげています。
1 行動型=織田信長タイプ
2 理論型=明智光秀タイプ
3 想像型=豊臣秀吉タイプ
4 協調型=徳川家康タイプ
そして第1章で織田信長について解説しているのですが、この章を読んでいて私の頭の中に浮かんでくるイメージがことごとく小沢一郎と重なってしまうのです。
さらにもう一点気付いたことがあります。小泉政権が終わって、自民党は毎年キャラクターの違う総理を3人選びましたが、これも全て伊東さんのパターンで区別できます。
安倍晋三=明智光秀
福田康夫=徳川家康
麻生太郎=豊臣秀吉
この分け方に疑問を持つ人もいるでしょうが、是非『天下人の失敗学』を読んでみてください。納得できるはずです。
さてここからは織田信長と小沢一郎の共通性を見ていきましょう。伊東さんが織田信長の性格について書いていることはことごとく小沢一郎にあてはまると私は考えていますが、重要なポイントを書き出してみます。
>このタイプはまず「行動ありき」を信条とし、「走りながら考える」ことをモットーとしているのです。いうなれば行動を起こすことで壁をぶちやぶっていくのがこのタイプなのです。
小沢一郎が宮沢政権に不信任を出して自民党を飛び出して、あっちの党と引っ付いたと思ったら別れたりしたのは、何も深い考えがあっての行動ではありませんでした。伊藤さんのいうように「走りながら考えた」のでしょう。
>「権力欲」だけでなく「支配欲」も旺盛です。他人を支配することによって自らの優位性を確認する、それによって安心するという、ボス猿と何ら変わらぬ心理サイクルが出来上がってくるのです。
小沢一郎が中国に160人の関係者を連れて行った外交を見るだけで納得できます。
>一見包容力がありそうにみえて実は無いのも、このタイプの特徴です。自らの失敗はさっぱりとわすれるのですが、他者の失敗に対しては容赦しません。
この結果、小沢一郎の側近と呼ばれた人はほとんど離れていきました。
>信長の人生を振り返ると、なによりその学習能力の欠如が際立ちます。裏切りや不測の事態を招いた原因のすべてを他に求め、そこで内省せず、同じ失敗を繰り返すのです。
私は伊東さんの指摘でこれが最も重要だと思います。
皆さん細川政権の国民福祉税さわぎを覚えているでしょうか。ある日突然小沢一郎からもたらされた国民福祉税というものを細川首相が深夜に発表した事件です。これに対して武村官房長官が反対しましたが、この事件を契機に細川政権は瓦解していきました。
そして今回も突然マニフェストに全く書いていない「外国人参政権」問題が小沢一郎からもたらされたのです。国民福祉税と外国人参政権がよく似ているのはどちらもほとんど思いつきからでてきたもので深い思索によるものではありません。
おそらく国民福祉税は大蔵省の斉藤事務次官から入れ知恵されたのでしょうし、外国人参政権の問題は韓国の李大統領から頼まれたのでしょう。
このまま小沢一郎が突っ走れば、民主党政権が細川政権のように瓦解を始めるかもしれません。国民新党の亀井静香さんでもいいからいちはやく諌めることです。そうじゃないと大変なことになりますよ。
それにしても伊東潤さんのおっしゃるように信長タイプである小沢一郎の「学習能力の欠如」には驚くべきものがあります。

お手数ですが、よろしくお願いします。
天下人の失敗学──すべての人間は4つの性格に分類できる (講談社プラスアルファ新書)/伊東 潤

¥880
Amazon.co.jp
1 行動型=織田信長タイプ
2 理論型=明智光秀タイプ
3 想像型=豊臣秀吉タイプ
4 協調型=徳川家康タイプ
そして第1章で織田信長について解説しているのですが、この章を読んでいて私の頭の中に浮かんでくるイメージがことごとく小沢一郎と重なってしまうのです。
さらにもう一点気付いたことがあります。小泉政権が終わって、自民党は毎年キャラクターの違う総理を3人選びましたが、これも全て伊東さんのパターンで区別できます。
安倍晋三=明智光秀
福田康夫=徳川家康
麻生太郎=豊臣秀吉
この分け方に疑問を持つ人もいるでしょうが、是非『天下人の失敗学』を読んでみてください。納得できるはずです。
さてここからは織田信長と小沢一郎の共通性を見ていきましょう。伊東さんが織田信長の性格について書いていることはことごとく小沢一郎にあてはまると私は考えていますが、重要なポイントを書き出してみます。
>このタイプはまず「行動ありき」を信条とし、「走りながら考える」ことをモットーとしているのです。いうなれば行動を起こすことで壁をぶちやぶっていくのがこのタイプなのです。
小沢一郎が宮沢政権に不信任を出して自民党を飛び出して、あっちの党と引っ付いたと思ったら別れたりしたのは、何も深い考えがあっての行動ではありませんでした。伊藤さんのいうように「走りながら考えた」のでしょう。
>「権力欲」だけでなく「支配欲」も旺盛です。他人を支配することによって自らの優位性を確認する、それによって安心するという、ボス猿と何ら変わらぬ心理サイクルが出来上がってくるのです。
小沢一郎が中国に160人の関係者を連れて行った外交を見るだけで納得できます。
>一見包容力がありそうにみえて実は無いのも、このタイプの特徴です。自らの失敗はさっぱりとわすれるのですが、他者の失敗に対しては容赦しません。
この結果、小沢一郎の側近と呼ばれた人はほとんど離れていきました。
>信長の人生を振り返ると、なによりその学習能力の欠如が際立ちます。裏切りや不測の事態を招いた原因のすべてを他に求め、そこで内省せず、同じ失敗を繰り返すのです。
私は伊東さんの指摘でこれが最も重要だと思います。
皆さん細川政権の国民福祉税さわぎを覚えているでしょうか。ある日突然小沢一郎からもたらされた国民福祉税というものを細川首相が深夜に発表した事件です。これに対して武村官房長官が反対しましたが、この事件を契機に細川政権は瓦解していきました。
そして今回も突然マニフェストに全く書いていない「外国人参政権」問題が小沢一郎からもたらされたのです。国民福祉税と外国人参政権がよく似ているのはどちらもほとんど思いつきからでてきたもので深い思索によるものではありません。
おそらく国民福祉税は大蔵省の斉藤事務次官から入れ知恵されたのでしょうし、外国人参政権の問題は韓国の李大統領から頼まれたのでしょう。
このまま小沢一郎が突っ走れば、民主党政権が細川政権のように瓦解を始めるかもしれません。国民新党の亀井静香さんでもいいからいちはやく諌めることです。そうじゃないと大変なことになりますよ。
それにしても伊東潤さんのおっしゃるように信長タイプである小沢一郎の「学習能力の欠如」には驚くべきものがあります。

お手数ですが、よろしくお願いします。
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