以前書いたようにジョン・フォスター・ダレスは日本が攻撃的な兵器を所持することを禁じました。それは現在の自衛隊にも確実に生きていてある防衛事務次官は「日本の自衛隊の戦力には凄いものがある。中国、ロシアといえども侮れない。でも、日本単独では行動できないようになっている。」と語っています。
また、ダレスは日本の志願兵を朝鮮戦争に派遣することも考えていたようです。実際に朝鮮戦争で苦戦しているアメリカ軍にも精鋭の日本軍がやってくるという噂が持ち上がったそうです。しかしこの件に関しては吉田茂首相が徹底的に反対しました。片岡先生は吉田の気持ちを次のように代弁します。
「つい5年前まで血を流して韓満を守ってきた日本は、侵略者にでっちあげられ、非武装化されました。それが『敵を間違えた』という理由で、再び出兵し、中共の軍隊と交戦し死んでくれといわれたのです。」
アメリカ人であるフレデリック・ヴィンセントが昭和13年に書いた『中国戦争宣伝の内幕』にも「ソ連がずっと存在する限り、共産主義の不気味な嵐の雲がアジアを恐怖で覆い尽くすのだと日本は理解している」とあります。
そのような日本を原爆まで落としておいてつぶした後にアジアで共産主義者が暴れ回る事は吉田首相にとってはじめから明らかでした。そこで彼はアジアでの共産主義拡大の問題は全てアメリカに責任をとってもらおうと考えたのでした。
この吉田の怒りが戦後の日本は海外派兵しないとの政策に結実したのです。
佐瀬・防衛大名誉教授の『産經新聞』に書いた論文に「私は集団的自衛権に関する事後解釈を米国側に呑ませた一例でみても、日本が米国追随一色だと考えていない」とあるのはこの間の事情を示しています。
結局、日米同盟は次の4つの条件を満たしています。
1、日本は米国を守らないが、米国は日本を守る
2、その代わり、日本はアメリカに基地を提供する。
3、アメリカは日本が攻撃的な兵器を持つ事を禁じる。
4、日本はアメリカの戦争に参加しない。
上の4条件をみて思う事は美しい程にバランスがとれていることです。そしてもう一点明らかなのは日米共に全然相手を信頼していないことです。この「相互不信」の同盟で日米はアジア方面での冷戦で勝利したのでした。
鳩山政権が基地問題を先送りしたことで「アメリカでは日本に対する信頼感が低下している」とマスコミは騒いでいますが、私は逆に聞いてみたい「いったい日米共に相手を信頼した事などあったのだろうか?」と。

お手数ですが、よろしくお願いします。
また、ダレスは日本の志願兵を朝鮮戦争に派遣することも考えていたようです。実際に朝鮮戦争で苦戦しているアメリカ軍にも精鋭の日本軍がやってくるという噂が持ち上がったそうです。しかしこの件に関しては吉田茂首相が徹底的に反対しました。片岡先生は吉田の気持ちを次のように代弁します。
「つい5年前まで血を流して韓満を守ってきた日本は、侵略者にでっちあげられ、非武装化されました。それが『敵を間違えた』という理由で、再び出兵し、中共の軍隊と交戦し死んでくれといわれたのです。」
アメリカ人であるフレデリック・ヴィンセントが昭和13年に書いた『中国戦争宣伝の内幕』にも「ソ連がずっと存在する限り、共産主義の不気味な嵐の雲がアジアを恐怖で覆い尽くすのだと日本は理解している」とあります。
そのような日本を原爆まで落としておいてつぶした後にアジアで共産主義者が暴れ回る事は吉田首相にとってはじめから明らかでした。そこで彼はアジアでの共産主義拡大の問題は全てアメリカに責任をとってもらおうと考えたのでした。
この吉田の怒りが戦後の日本は海外派兵しないとの政策に結実したのです。
佐瀬・防衛大名誉教授の『産經新聞』に書いた論文に「私は集団的自衛権に関する事後解釈を米国側に呑ませた一例でみても、日本が米国追随一色だと考えていない」とあるのはこの間の事情を示しています。
結局、日米同盟は次の4つの条件を満たしています。
1、日本は米国を守らないが、米国は日本を守る
2、その代わり、日本はアメリカに基地を提供する。
3、アメリカは日本が攻撃的な兵器を持つ事を禁じる。
4、日本はアメリカの戦争に参加しない。
上の4条件をみて思う事は美しい程にバランスがとれていることです。そしてもう一点明らかなのは日米共に全然相手を信頼していないことです。この「相互不信」の同盟で日米はアジア方面での冷戦で勝利したのでした。
鳩山政権が基地問題を先送りしたことで「アメリカでは日本に対する信頼感が低下している」とマスコミは騒いでいますが、私は逆に聞いてみたい「いったい日米共に相手を信頼した事などあったのだろうか?」と。
お手数ですが、よろしくお願いします。
