私はいまだにアラブ人などがアメリカに対してテロを起こしている本当の理由がいまいちわかりません。
いろいろな理由をつきつめると、おおまかにわけて二つの説明の仕方があるようです。
一つ目は、アメリカの政策に原因があるという説です。アメリカの過剰な介入が現地の人の反発をよびそれがアメリカへのテロにつながっていったと主張します。この説によればビン・ラディンがアメリカの攻撃を決意したのは、アメリカがサウジアラビアに米軍基地を置いた事にあると彼が主張していた事を重要視しています。
もう一つは、アラブ諸国がアメリカ中心の「近代化」を受け入れていく過程で、一部のものがそれに反発してテロを起こしているのだという説です。こちらの方は、文明論を中心にして組み立てられているのが特徴です。イアン・ブルマという人は維新政府に反抗して西南戦争を起こした西郷隆盛とビン・ラディンには共通性があると書いていました。
アメリカはどうも2つ目の説に従って「反テロ戦争」を戦っているようです。しかし本当の答えが一番目だったらどうなるのでしょうか。過剰な介入は過剰なテロにつながってしまうことになります。
もし2番目が仮に正しいとしても、イスラム教はかなり保守的ですから、皆が完全に「近代化」を受け入れるとも思えないのです。そのためにこちらが本当の原因であったとしても、解決するのは簡単でないと思われます。
結局は「反テロ戦争」は簡単でない事だけは言えそうです。
ちなみに、私は最初の説の方が正しいのではないかと思っています。

お手数ですが、よろしくお願いします。
いろいろな理由をつきつめると、おおまかにわけて二つの説明の仕方があるようです。
一つ目は、アメリカの政策に原因があるという説です。アメリカの過剰な介入が現地の人の反発をよびそれがアメリカへのテロにつながっていったと主張します。この説によればビン・ラディンがアメリカの攻撃を決意したのは、アメリカがサウジアラビアに米軍基地を置いた事にあると彼が主張していた事を重要視しています。
もう一つは、アラブ諸国がアメリカ中心の「近代化」を受け入れていく過程で、一部のものがそれに反発してテロを起こしているのだという説です。こちらの方は、文明論を中心にして組み立てられているのが特徴です。イアン・ブルマという人は維新政府に反抗して西南戦争を起こした西郷隆盛とビン・ラディンには共通性があると書いていました。
アメリカはどうも2つ目の説に従って「反テロ戦争」を戦っているようです。しかし本当の答えが一番目だったらどうなるのでしょうか。過剰な介入は過剰なテロにつながってしまうことになります。
もし2番目が仮に正しいとしても、イスラム教はかなり保守的ですから、皆が完全に「近代化」を受け入れるとも思えないのです。そのためにこちらが本当の原因であったとしても、解決するのは簡単でないと思われます。
結局は「反テロ戦争」は簡単でない事だけは言えそうです。
ちなみに、私は最初の説の方が正しいのではないかと思っています。

お手数ですが、よろしくお願いします。