にんげんさま | いつかどこかで

いつかどこかで

いつかの私へ。いつかのあなたへ。

雫のきままなひとりごとです。

「鬼畜の所業」


「犬畜生にも劣る」


とか言う言葉があるけれど


鬼や動物よりも人間の方がタチが悪いと思う


仏教の六道から来ているのだろうけど


でも、、、

鬼と動物に失礼じゃ!!

といつも思ってしまうのですムカムカ


「畜生界に落ちる」と言う例えや、

差別の為に戒名に「畜」の字をばらして紛れ込ませるという話も、みな仏教界の話ですが

お釈迦さまはそんな事言ってないんでないの?


鬼は実在しないとしても、動物に失礼では?!


にんげんより動物たちの方がピュアな魂ですぞ!!と思うのです。


それってあなたの感想ですよね?と言われたら

はいそうですけどね。

この所テレビばかり観ている私の感想ですけどね





鬼といえば、、


梨木香歩さんの小説「からくりからくさ」で

能面の話が出てきます


女の面ががだんだん般若へと変わっていき

最後には蛇、龍になって昇華していくという解釈が出てきます。(これは多分作者の解釈かな?)


なぜ鬼にならなければならない程まで追い詰められたのか、

そして鬼になった女は最後はどうなるのか


女の悲しみと昇華の物語が

市松人形の「りかさん」のルーツと共に描かれています。


梨木香歩さんの「りかさん」は私の愛読書で、何十回も読んでボロボロでテープで止めています。

「からくりからくさ」はその続編にもあたります。


おすすめの本です。



あら?

なんか本のおすすめの記事になってしまいました爆笑