第五代本阿弥光伝 第六代本阿弥光通 | 墓守たちが夢のあと

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本阿弥家の墓所

 

本阿弥光伝 光通の墓

 

 総合芸術家・本阿弥光悦を輩出した光二系本阿弥家の第五代本阿弥光伝は、「空中信楽」など陶芸で独自の作風を確立した第四代本阿弥光甫の嫡男で、加賀前田家お抱えとして活躍。元禄9年(1696)5月18日に71歳で亡くなっています。
 妻は本家の本阿弥光温の娘であったと言われていますが子供は無く、弟の光通が養子となり跡を継いでいます。なお、本阿弥光悦が幕府から拝領していた洛北鷹峯の光悦村は光伝の時代に返上しています。
 光伝の死後、養子として家督を継いだ弟の本阿弥光通は江戸で暮らし、享保5年(1720)8月11日に没。光二系本阿弥家はその後も続き明治を迎えています。


光悦寺:京都府京都市北区鷹峯光悦町29