- コンビニ人間/村田 沙耶香

- ¥1,404
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単行本を買うのはちょっと勇気がいるのですが、この本は早々読みたくて買ってしまった。
毎日会社に行ってルーチンをこなすことによって、社会の隅っこにへばりついていられるような感覚とか、自分の中にもあるなぁ~。
何かが欠けてる感覚とか、世間が言う「普通」にたいしての違和感とかも。
共感してしまう部分があるのはわたしも、ずれた人間なんだろうか?
そうかもなぁ~、なんて、
自問自答しながら読みました(*゚ー゚)ゞ
暴言を吐きまくるウザキャラ白羽と、
それを無機質に客観視しながら受け止める主人公との会話が面白いです。
ピリリと真を突いてるから読んでてアイタタ…ってなるんだけど、どこか可笑しみがあってちょっと笑ってしまう。
読み進めるうちに不思議と
自分たちは「普通側の人間」って、思っている人達の同調圧力のほうが、
だんだんとホラー並にこわくなってきて、
どっちが人間としていびつなのかわからなくなってくる。
「あっち側」と「こっち側」の境界線ってなんなんだろ?
自分のことを「普通」になりきれない変な人間と思っている主人公だけど、
仕事への姿勢はこの本の登場人物のなかで誰よりもプロフェッショナルだと感じました。
コンビニのお仕事の様子もわかるのが面白いです。とても気配りや段取りが必要なお仕事なんですね。
毎日のように行ってるコンビニが最後は神聖な場所に見えてきた。
グサグサ刺さるけど、
苦しくなりすぎないのは、著者の眼差しに人間のいびつさに対して"嫌悪感"ではなく、"いとおしさ"を感じるからなのかもしれません。
夜を乗り越える(小学館よしもと新書)/小学館

¥886
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「火花」はまだ読めてないし、もぅあまり読む気がなくなってしまってるのですが、新書が面白そうで読んでみました。
読んでて、ちょっと「コンビニ人間」と通じる部分あるなぁ~って、感じたんですが
(わたしの主観なのであてにならないけど)
多数派が正義になって二択で決着をつけようとしすぎる世間への疑問とか。
共感できるものしか応援しない「共感至上主義」の気持ち悪さとか、ね。
(⬆余談だけど、最近みた映画「トランボ」でも似たようなこと思ったよ。難しいことはわからないけど。)
出る杭は打たれるじゃないけど、
受賞後いろいろ大変だったのね…、と。
又吉さんの静かな怒りも感じました。
基本は「本を読む理由」について語っておられて、
独特の感性だなぁと端から眺める感じと、何度も頷ける部分が入り混じる感じでした。
とても丁寧に書かれていて、面白い。
「この瞬間だなあと思うのは、曖昧模糊としていた感情を、的確に表現された時」
「過ちを犯すつもりがなかった人間が過ちを犯す。その過ちを犯さざるを得なかった状況に至る道筋を知ることができるのが小説の役割」
「ひとりの人間が優しくて残酷。読むところはここだと思うのです。」
別に知的ぶりたいから本を読んでるのではなく、自分の中にモヤモヤしたものやどうしようもないものがあるからこそ読んじゃうって感じ、わかる。
「読書の面白さがいまいちわからない」という人にもしかしたらよいかも?って思ったけど、
又吉はノブコブの吉村に「お前のせいで本が嫌いになったわ」と、
いまだに言われつづけてるらしいので、
保証できまへんσ(^_^;)?
どうなっても、知りません。
草子ブックガイド(1) (モーニング KC)/講談社

¥761
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すでに姪っ子にあげちゃった漫画だけど、
これも読書案内本としては良書。
数年前、表参道の山陽堂書店さんで原画展を見に行ったことがありますが、
その時に壁に貼ってあった著者の玉川さんの言葉が印象的でした。
本を読むことは川で泳ぐことに似ていると、幼少期に川の流れから光る石や生き物をつかんだ時の喜びに例えていた。
姪っ子にあげたはいいが、
ちょっと中学生には難しい気もする。
主人公の女の子は中学生だけどね(^o^;)
あしなが (講談社の創作絵本)/講談社

¥1,620
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なんとなく、
映画「トランボ」からの連想で。
ちゃんと真実を見れてる?って、
投げかけてくれる本。
絵本って、シンプルなのにエッセンスがギュッとしてて、すげー。
ちへいせんのみえるところ/長 新太

¥1,728
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でも、ナンセンスな絵本もすげー。
ナンセンスの神様、長新太さん。
これ、読んでびっくり、だいすきな絵本です

以上、支離滅裂読書録でした