花葉色(はなばいろ)★ 春の光をそのまま染めたような色 | 色の宝石箱 Larimar ラリマー

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今日の和の色
日本の伝統色は花葉色です。


花葉色(はなばいろ)は

菜の花の花弁を思わせる春の黄色で

山吹色よりもやや淡く

やわらかい黄みを帯びた色とされます。



花葉色は、昔の人にとって

遠くからでも春が来たとわかる色でした。


なぜなら菜の花は遠くから見ると

野原が黄色い光で

染まったように見えるからです。

そのため昔の人は菜の花畑を

春の光の野

のように感じていたそうです。


菜の花の黄色は「幸せの色」


昔の人は、遠くまで広がる

菜の花畑を見ると

「今年も春が来た」

と感じて安心したそうです。


そのため花葉色は

豊かな春・穏やかな幸せを

感じる色とも言われます。



花葉色は菜の花の

黄色から生まれた色ですが

平安の人は

ただの花の色としてではなく

春の光、そのものを表す色

と感じていました。



冬の終わり

まだ空気が冷たい頃に

野に広がる菜の花は

まるで地上に降りた

太陽の光のように見えたのです。


そのため花葉色は

春の訪れ、明るさ、新しい生命を

象徴する色として

三月の襲の色目に使われました。



花葉色の襲の色目をイメージして

描いたイラストです。

やわらかな黄色の花葉色を表の衣に

内側に淡い緑や生成りを重ね

春の菜の花と光を感じる配色です。


春の光のような明るさと

菜の花のやさしい黄色を感じますね。


平安貴族の邸宅の庭には

桜や梅だけでなく

菜の花も植えられることがありました。


黄色い花が一面に咲くと

御簾(みす)越しに見る景色が

まるで光の絨毯のようだった

と記された記録もあります。

その景色を

衣装の色で表したものが

花葉色の襲とも言われています。


花葉色は、菜の花の色と言うだけでなく

春の野に広がる光を

そのまま衣に映したような色

平安の人々はそんな春の景色を

身にまとっていたのかもしれませんね。