☆サッポロ、明治・ポッカと提携 3社で商品相互供給 (8・12日経)


 ビール大手のサッポロホールディングスは、飲料大手のポッカコーポレーションと資本業務提携する。ポッカの発行済み株式の約2割を取得する。サッポロはポッカに約2割出資している乳業・菓子大手の明治ホールディングスを含めて3社連合を形成、商品の相互供給や開発などで広範に協力し内外市場を共同開拓する方針。食品業界では首位のキリンホールディングスと2位のサントリーホールディングスが経営統合に向けた交渉を進めている。食品業界の再編が加速してきた。

 サッポロはポッカの株式を保有している投資会社、アドバンテッジパートナーズ(AP、東京・千代田)などから株式を譲り受ける。取得金額は100億円弱になるもよう。12日にも取締役会を開いて正式決定する。


 このニュースを見て、サッポロのプライドというものを再認識しました。つまり、他のビール会社とは組まない。飲み込まれるのではなく少なくとも対等の統合を将来的に見込んでいる・・・。ということです。

 清涼飲料事業を強化したいサッポロにとって、自販機に強いポッカと組むことには当然メリットがあります。さらに、ポッカといえば真っ先に思いつくのがレモン果汁。そういえば、今清涼飲料の中でも炭酸部門に将来性があると、各社しのぎを削っていますが、その中でもやはり安定したシェアを持つのがキリンレモンと三ツ矢サイダー。そう、ともにライバルのビール会社の屋台骨をある意味支えてきたロングセラーです。ポッカからレモン果汁供給を受けることで、サッポロも堂々とレモン果汁入り炭酸水で勝負できるというわけです。

 さらに、もともと明治製菓がポッカに出資していた関係で、間接的に食品大手明治ホールディングスとの関係も緊密になることは必至の状況です。これは私の拙い推測ですが、サッポロにとっては、明治製菓よりも明治乳業の事業内容の方が魅力的なのではないでしょうか。そう、ずばり乳製品です。ライバルのキリンはオセアニアで乳製品会社を次々と買収、さらにアサヒは中国で牛乳事業をはじめ、総合食品企業への脱皮を目論んでいます。

 サッポロも当然、総合食品企業への鮮やかな転身無しではこの先生き残りは難しいと考えているはずです。

 さあ、どんどん食品業界の再編が進んでいきます。それも、ビール、乳製品、菓子などの枠組みを取っ払った、非常に大胆な再編なのが特徴です。さて次はどこ?ちなみに、私が今目をつけているのはダイドードリンコ、伊藤園、グリコです。