☆ブラジル、32兆円のインフラ投資 16年五輪、リオで (10・3日経)
ブラジルのルラ大統領は2日夕(日本時間3日未明)、2016年の夏季五輪の開催決定を受けて会見し、10~13年に3590億ドル(約32兆円)をインフラ整備に投資する計画を明らかにした。五輪が開かれるリオデジャネイロを中心に鉄道、高速道路、空港、港湾などを整備する。
ルラ大統領は「ブラジルは03年から経済と社会構造を改革してきた」と強調。これが国際オリンピック委員会(IOC)の評価向上につながったとの見方を示した。来年中には12~15年のインフラ整備計画をつくり、投資をさらに積み増す考えだ。整備計画には民間の投資も含まれる見込み。
大規模なインフラ投資でブラジル経済の成長は加速する可能性が高い。リオデジャネイロでの五輪開催は治安の悪さがネックとされてきたが、ブラジル政府の幹部は「経済成長によって雇用が改善すれば犯罪も減る」との見通しを示した。政府は同時に警察官の増員などの治安対策も強化する方針だ。
南米発、悲願のオリンピック開催をものにしたブラジル・・・。しかし解せないのは、前評判の高かったリオになる確率が高かったにもかかわらず、オバマ大統領や鳩山首相など、かなりのおおものが集結したことですよね。
私の見立てによると、この時点で各国は国益の為に動きだしたということです。つまり、世界経済の為にはリオが開催地になることがいちばんだということです。この記事にもあるように、巨額インフラ特需が発生するからです。もう既に基本インフラが整備されている先進国で行われるより、未来ある新興国、BRICSの一員でもあるブラジルで行われた方がそりゃぁ、様々な面で世界経済の血液循環がよくなるでしょう。
オバマ大統領、鳩山首相などの役者が集結し、このリオ決定の歴史的瞬間を盛り上げる・・・。これはブラジルのルラ大統領にとっては飛びあがらんばかりの名誉でしょう。そしてビジネスを含めたトップ外交にもつながる可能性が出てくるのです。サルコジさんは既にちゃっかりとリオを支持し、インフラ利権で先手を打ったぞとほくそえんでいるはずです。
さあ、日本・・・。ブラジルはもともと仲も良く、新幹線システムを有力候補にしてくれている国です。新幹線、リニアを売り込むまたとない機会が巡ってきました。ここは東京にならなかったショックから頭を切り替え、世界経済が浮上する、日本経済が復活するきっかけとして、この五輪特需の波に乗るべきです。
さあ、各国の国益をめぐるバトルも既にはじまっています。このチャンスを逃す手はありませんよ。