☆NY金、7日も一時最高値を更新 時間外取引で1049.7ドル      (10・7日経)

 6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物相場は、外国為替市場でドルの先安観が強まっていることを背景に急伸し、取引の中心となる12月渡しは前日比21.90ドル高の1オンス1039.70ドルで引け、終値として最高値を記録した。

 その後、時間外取引でさらに上昇し、一時1049.70ドルをつけた。7日の通常取引前の午前5時現在は前日比9.20ドル高の1048.90ドル。

 オーストラリアの利上げを受け、ドル相場がユーロなどの主要通貨に対して下落。米国でインフレ懸念が台頭する中、ドル建て資産の目減りを避けるため、安全資産の代表格である金に注文が集まった。


☆原油取引でドル決済中止? 英紙報道「湾岸諸国が秘密裏に交渉」 (10・6日経)

 6日付の英インディペンデント紙は、中東の湾岸諸国が原油取引でドル決済をやめる案を日本や中国、ロシア、フランスと秘密裏に交渉していると報じた。仮に実現すればドルの基軸通貨としての地位低下につながることになる。この報道を受けて外国為替市場で一時、円買い・ドル売りが進む場面もあった。
 同紙が湾岸諸国や中国の銀行業界の情報として伝えたところによると、ドルに代わる通貨バスケットとして、円や人民元、ユーロ、金、さらにサウジアラビアなどが計画する統一通貨などを組み込む案が浮上しているという。ただ一部米メディアは、ロシアなどがこの報道を否定したとも報じた。


 金がここにきて最高値を更新し続けています。昨日、湾岸諸国が原油の決済をドル建てで行うことをやめるという衝撃的なニュースが出ました。そして、これはドルのショートポジション側が出したデマだという見方が出ていますが、私はそれをいうなら金のロングポジション側も怪しいぞと言いたいですよね。

 このニュースの真偽がどうあれ、世界がドルに内心では見切りをつけていることは確かでしょう。が、しかし、現在保有するドル建て資産の目減りを防ぐ、さらに決済資金の確保のため、動くに動けないでいると言ったところではないでしょうか。

 まだ日本ではそれほど金の暴騰が話題になっていません。それは昔、ソ連がアフガンに侵攻した頃の最高値、6000円台にはまだほど遠いといった錯覚も一因ではないでしょうか。つまり、その頃から比べた超円高が、金の現在の世界が見ている価値の高さを覆い隠しているのです。もしその頃のレートを使っていれば・・・。恐らく我も我もと金の買い占めの動きが出てくる水準だと思います。

 さて、何かの拍子に円高がおさまり、円安が進めば、おのずと金の価値が大衆に広がりはじめるでしょう。その時、日本特有の群衆心理から、金のより一層の値上がりが予想されます。それは1年前の原油の乱高下を彷彿とさせるものとなるでしょう。