生きていることって当たり前じゃない
でも当たり前のように生きてしまっているから
今日生きられて明日もまた生きられることにありがとうって
思えない
こんなにも明日が当たり前に来ることは奇跡的なことなのに
それを誰もが当たり前のように感じている
感謝出来るようになるのは人が死を目の前にした時だけ
生きていたいのに生きられないそういう命を目にした時だけ
私は明日を生きられる
何年後はわからないけれど
明日は確実に生きられる
そしておそらく年末を迎えられるし
新しい年を祝うことが出来るだろう
それがどれほどに幸せなことなのかを
感じられずに生きていくことの虚しさほど
心の無駄遣いはない
生きていられることの幸せを実感しながら過ごせたら
小さな辛いことなんてどうでも良くなるだろう
どんなに辛いことがあっても
そこに大切な人がいて
私が生きていられるならば
それほどに幸せなことはないのだ
生きている幸せ
何か食べたいものを明日も食べられる幸せ
誰かに必要とされている幸せ
ただそこに居ているだけでいいからと願われる幸せ
そしてそこに生きていられる幸せ
私には何か特別な出来事などなくても
ただ生きていることだけで幸せな毎日があふれている
明日があることの奇跡に感謝出来ることで
きっと幸せはまた大きくなる
世の中にはきっと健康で何の薬も飲まず
毎日を楽しく生きていられる人がいる
そういう人を羨ましく思うことが時々ある
だけど私はそれでも命があるのだから
どんな病気だって幸せなのだって
思える
今はそう思える
ずっと苦しかったけど
ずっと悲しかったけど
そうじゃなかったんだ
生きてるってことがどれほどに幸せなことかさえ
気がつけずにいた私は本当に今までもったいない時間を
過ごしてしまったと思う
だからこれからはその分も一日一日を大切に生きたい
私のことを今この一瞬も必要としてくれてる家族のために
明日は晴れるかな
明日はどれくらい私はみんなのために役に立てるだろう
私の出来ることが精一杯出来る一日だったらいいな
家族に喜んでもらえるといいな
私が今日もここにいて良かったと
家族が思ってくれたらいいな
それがまた私の生きる糧となる
そして今日は更けて行く
桜 歩美