人と食事をしてスナックに行ってきた。
気がついた事がある。
私はスナックやらラウンジ…とやらに分類される『飲み屋さん』という空間が苦手なのだな…ということである。
仕事の付き合いで行くことや、男友達に連れられて行く…等、このような類いのお店にたまに訪れるが、数年前まで私はこのような空間が得意な婦女子だと自分で思っていた。
酒は飲めるし、話もできる。
それなりにワチャワチャもできる。
だが…ここ数年、『苦手だ…』と感じるようになってきた![]()
理由は、とにかく疲れる。
なぜかホステスさんでもない私が逆にもてなしてくれるはずのホステスさんに異様に気を遣ってしまい、
『キレイですね』
などの世辞も嬉しくないどころか、『もういいって。頼むからもうやめてくれ…』となり、周りの目ばかり気にして気づけば完全に疲弊している。
どんな場でも自然体。
自分のペースで酒を飲み、歌を歌い、動じず、褒め言葉を喜び、言葉遊びに興じる…そんな、『完全に飲み慣れている人』というのに憧れてしまう。
私は気心知らない人にもてなされたり、気を遣われたりするのがとても苦手なのだろう。
向こうは仕事で私は客。
分かってはいるが、だからといってちょぴっと横柄に振る舞うような度胸なんぞがあるわけもなく、逆に気を遣い過ぎてガチガチになった肩を抱えて帰宅する…というのが常である![]()
昔、ロー○ンド様のお店とやらに一度だけ行ったことがあるが、ここでも酒を飲み、酔わないと話せなかった。
『なんかもう…ホントすんません![]()
』
と、ホスト殿に対して平身低頭な気持ちになり、とにかく酒をかっくらい、酔った状態で自分からオラオラにならないとその場にいるのすら落ち着かなかった![]()
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お尻がムズムズして『この場をなんとか乗り切らなければ…』と、お金を払う側であるにも関わらず無駄に緊張し、ここでも店を出る時には完全に精神は疲弊していた。
上記に書いたようなことから、
『私は酒好きではあるが、もてなされベタ』
という事実に少しずつ気がつき始め、最近は完全にこの事実を受け止め、余程のことがない限り盛り場には一切行かなくなった。(酒も飲まなくなったが)
仕事や付き合いでは行くが、やはり落ち着かない。
年老いたママが1人でやっておるような場末のスナックで、ほったらかされてつまみ片手にチビチビ酒を飲み、時折思い出したようにママや常連客と一言二言ポツリと会話を交わす。
私にはこのような河島英五の世界観な飲み方が合っている。
そうなのだ、私は『女版・河島英五』なのだ![]()
時代おくれと言われても、飲んで飲んで、飲まれて飲んで~でも、私はEIGOなのだ
(まさかの急なイングリッシュ表記
)
『ひとり上手』にはなれても『もてなされ上手』にはなかなかなれない年の瀬の夜。
中島みゆきと河島英五が同居する四十路の冬は、なぜかちょっぴり複雑…なのです![]()
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(昭和なブログ、すみません![]()
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