今からジムに行こうか…
と考え中。
まぁ…真面目でディープな話になるが。。。
私のことをとても好いてくださる殿方がいる。
一緒にいてラクだし、とにかくすごく優しいので、たまに食事をしたりしておるが…
悲しいかな、その殿は既婚者である。
既婚者である時点で私の中ではアウトであるので、もちろん恋愛関係になる気なんぞサラサラない。
草食系で、私の嫌がることは一切しない殿なので
『ま、いいか』
と、害にならない程度に交流しておる。
その殿は少し書くのが憚られるが…勃起不全であるという。
共通の知り合いからもそれらしい事は聞いたし、本人からも自己申告があった。
なので、たまに私と食事したり、飲みながらあれこれ話しているだけで満足なのだそうだ。
下半身よりも心満たされる時を女性と過ごしたい。
細く長く、仲良くいたい。
という心持ちらしい。
通常の恋愛なら大好きな殿に言われりゃ嬉しすぎる言葉を若干オロオロしながら、その殿は毎回私にくれる。
先日、仕事中にその殿から、私の職場近くまで来ている…と連絡があった。
一目だけでも顔が見たくて…とのことであった。
昨夜は昨夜で『旅行の帰りだからお土産を渡したい』と、連絡があり、『少しだけでも出てこれないかな?顔が見たいです。』との申し出があった。
土産を受け取り、自宅に戻ってため息が出た。
異常なくらい既婚者には好かれるのは昔からであるので、もうそこはどうでも良いが…
その殿から発せられる
『会いたかったです。』
『顔が見れるだけで嬉しい。』
の言葉や、わずかな時間を割いて会いに来る…といった行動。
私はなぜ、それを独身男性からは貰えないのだろう…と思った。
そして最近ではその殿からの愛情が重い。
既婚者なので愛なのか何なのかは知らんが、彼の中では多分、彼なりの精一杯の『愛情』であるのだろう。
『嫌わないでほしい。』
『ずるいと分かってはいるけど、会える時はわずかな時間でも会いたい。』
『もし重いならちゃんと言ってほしい。直すから。』
そんなことを言われれば言われるほど、グイグイと私の生活に侵食してくる様子が伺えるほど、『勘弁してよ…』と余計に重くなる。
私は彼と恋愛しているつもりはないが、彼は今、きっと恋愛途上なんだな…と、最近気がついた。
『もう会わない方がよい』と伝えた方がいいのかとも考えたが…
所詮相手は既婚者。
不倫関係どころか一線を超えておるわけでもない。
いちいち誠実に向き合うのが面倒で、
『ま、楽しめばいいか、友達として。美味しいもの、食べれるし。』
と、最近は開き直っている。
ふとハイソ殿のことが浮かんだ。
好きで好きでたまらなかった人。
私は今、彼と同じことをしているのだろうか…と思った。
相手が自分に惚れているから泳がせておこう。
好きでもないけれど嫌いでもないからこのままでいい。
自分のことを無条件に『好き好き』と言ってくれる異性が側にいることが心地よい。
立場に違いはあれど、こういう心持ちだったのだろうか…と。
私はたぶん今、既婚者殿にそっぽを向かれても
『寂しいけど仕方ないなぁ』
で済むであろう。
身がちぎれるような辛さも、苦しみも感じず、ただただ流れる時の中で
『あ、そういえばあんな人、いたな。どうしてんだろ?』
と、ふと思い返すくらいであると思う。
きっと…そんな程度がラクだ。
相手に何かを期待したり、まかり間違って大きな愛を捧げてしまうと、何かあった時、心が折れる。
恋愛や再婚を諦める…
という形に心が落ち着いている今。
あまり深く考えず、人生楽しんでいこう